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■必勝角換わり戦法

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必勝角換わり戦法
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ミニミニブックシリーズ
将棋教室(7)
必勝角換わり戦法
[総合評価] C

難易度:★★☆
 〜★★★

見開き1問
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:A
中級〜上級向き

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【著 者】 米長邦雄
【出版社】 昭文社
発行:1979年1月 ISBN:4-398-23507-8
0376-620007-3093
定価:350円 122ページ/13cm


【本の内容】
第1章 角換わり将棋の駒組み ・角換わり将棋の駒組み=20p
・練習問題=35問
第2章 その他の戦型の攻防 次の一手問題=12問

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
本書での棒銀は初心者が指す原始棒銀ではないので、“ヘボの棒銀”と後指を指される事はないはずである。腰掛銀は組んだ後の攻撃に非常に厳しいものがあるので、攻め好きの読者には、きっと共感を呼ぶと思う。また筋違い角は、最近は知らない人が多いので、マスターすれば、相手の虚をつくことになり、優勢をつかみやすいと思う。


【レビュー】
角換わりメインの次の一手問題集。

第1章の前半では、角換わり棒銀、腰掛銀、筋違い角の駒組みを解説。序盤は▲7六歩△8四歩▲7七角という組み方が推奨されており、現代感覚では若干の違和感があるが、手が進めば(先手が▲2五歩まで突き越す形を望めば)あまり関係ない。

後半は角換わりのいろいろな局面を次の一手形式で解説。載っているのは「角換わり序盤の落とし穴」「棒銀で銀交換成功後の攻め・受け」「棒銀の端攻め」「棒銀の終盤戦」「角換わり腰掛銀(木村定跡の変化)」「筋違い角向飛車」「筋違い角棒銀」など。

第2章は、相居飛車・相振飛車の次の一手問題。いわゆる「角換わり」ではないが、角交換を含みとした戦型を解説していく。載っているのは「相掛かり乱戦」「横歩取り」「相振飛車の手筋」など。この章はちょっと中途半端な感じがする。

解説はなかなか詳しいが、定跡解説はほとんどなく、コマ切れの局面の解説なので、「角換わりの一冊目」として読むには向かない。半面、「定跡にはあまり出てこないけど、実際にこう指されたらどうするの?」という疑問に応えられているので、他の角換わりの本を1〜2冊読んだ後に本書を読むと、より理解を深める助けになると思う。

非常に小さくて胸ポケットにも入る本なので、携帯にはすごく便利。量が少ないのでCにしたが、安価なら買い。(2009Dec22)

※誤植(初版1刷で確認)
p37第11図 7六歩の向きが逆
p94第68図 ×△2一香 ○△2一桂


【他の方のレビュー】(外部リンク)
まだ見つかっていません。




【関連書籍】

[ジャンル] 
次の一手問題集(定跡習得系)
[シリーズ] 
米長八段の将棋教室
[著者] 
米長邦雄
[発行年] 
1979年

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