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                | 第1章 | 序盤編 | はじめに
                先手角交換四間飛車の基本 心得1 逆棒銀を狙え
 心得2 △7四歩には▲7五歩の歩交換
 心得3 ▲8五歩から飛交換を狙え
 心得4 △6四歩には▲6六歩
 心得5 腰掛け銀には▲7六銀
 心得6 銀冠には立石流
 心得7 4→3戦法は飛車交換を狙え
 心得8 向かい飛車には銀を繰り出せ
 心得9 △3五歩にも向かい飛車から▲7五銀
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                | 第2章 | 中盤編 | 心得10 と金を効率良く使え 心得11 △7九角の強襲には飛車をさばけ
 心得12 飛車交換拒否には軽い攻めで速攻
 心得13 戦いが起こった筋に飛車を
 心得14 逆棒銀が駄目なら左銀は中央に
 心得15 飛車角だけの攻めなら受け切れる
 心得16 8筋は強気に受けろ
 心得17 ▲7九金から飛車交換を狙え
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                | 第3章 | 終盤編 | 心得18 舟囲いの急所を覚えろ 心得19 要の馬を攻めろ
 心得20 矢倉囲いを定番の端攻めで崩せ
 心得21 手筋を使い分けて矢倉を崩せ
 心得22 銀冠を端攻めと▲3一角で崩せ
 心得23 銀冠の急所は3三桂
 心得24 受けの手筋も覚えろ
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                | 第4章 | 実戦編 | 第1局 宮田敦史六段戦 第2局 高野秀行六段戦
 |  |  ・【コラム】(1)振り飛車党に転向 (2)レッスン (3)イベント
        
 ◆内容紹介
 角交換四間飛車が流行しだして、約10年。
        初めは後手番の作戦と思われていた角交換四間飛車も、今や先後どちらでも有力な「振り飛車のエース」といえる戦法になっています。
 
 角交換四間飛車は互いに角を持ち合ったまま戦いを進める特殊な戦型です。序盤の駒組み、中盤の仕掛け、終盤の寄せ合い、それぞれの場面でこの戦型特有の手が存在し、従来の振り飛車と同じ感覚で指してしまうと失敗することも多い形です。
 
 本書はそんな角交換四間飛車独特の感覚を養うための一冊。
        「手順の暗記」ではなく「考え方を身につける」ことを主眼としています。
 
 角交換四間飛車で好成績を残している安用寺孝功六段が本戦法を指す上でのコツ、考え方を、「24の心得」としてまとめています。
        序盤、中盤、終盤それぞれで使える心得を初手からの手順を追って詳しく解説しており、心得を追っていくだけで、一局を通しての角交換四間飛車の指し方が身につくようになっています。
 
 「腰掛け銀には▲7六銀」
 「銀冠の急所は3三桂」
 「向かい飛車には銀を繰り出せ」
 「△7九角の強襲には飛車をさばけ」
 「△7四歩には▲7五歩の歩交換」
 「逆棒銀がダメなら左銀は中央へ」
 
 実戦はなかなか想定通りにはいかないものですが、考え方さえ分かれば、もう急所の一着を逃すことはありません。
 
 安用寺六段が授ける24の心得を全て極めたとき、自信を持って角交換四間飛車を指せるようになっているはずです。
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