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■大内の詰将棋100

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大内の詰将棋100 初段の壁を破るシリーズ
大内の詰将棋100
初段を突破する力がつく
[総合評価] B

難易度:★★☆
  〜★★★★

見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:A
解説:B
中級〜有段向き

【著 者】 大内延介
【出版社】 土屋書店
発行:1988年9月 ISBN:4-8069-1510-6
定価:951円 216ページ/19cm


【本の内容】
・詰将棋=計100問
第1章 三手詰=10問
第2章 五手詰=20問
第3章 七手詰=30問
第4章 九手詰=30問
第5章 十一手詰=10問

◆内容紹介(はしがきより抜粋)
本書ではとくに将棋ファンの棋力向上に役立てるために“実戦型詰将棋”を百題選んでみました。(中略)実戦的ということは何よりもとっつきやすい。本書の問題はすべて玉が自陣内にいます。(中略)こんな形、もしかしたら実戦で見た……きっとそんな思いがするでしょう。そのときあなたはどう指しましたか?この詰み筋を知っていたら、この含みがあれば、あんな手は指さなかった、寄せ合い勝ちだった……これが本書の狙いでもあります。


【レビュー】
詰将棋問題集。

見開き1問で計100題。問題ページの右側にタイトル(これもヒントの一部になる)と手数表示、図面の下側に80字程度のヒント。ヒントを見ると難易度が少し下がることがあるので、最初はヒントを見ないようにしたほうがいいかも。

また、左下には問題ごとに、解けた時間によって3種類の棋力判定がある。例を示すと、第1問(3手詰)は「1分で三級、5分で七級、10分で十級」、第100問(11手詰)は「1分で三段、5分で初段、10分で二級」となっている。これはあくまでも目安で、わたしの場合、「1分で初段」の問題が3秒で解けることもあれば、5分以上かかることもあった。

問題のレベルは、手数に対してやや易しめ〜標準くらい(10段階でLv.4〜6くらい)。難問は少ない。著者は「実戦型詰将棋を集めた」と言っているが、桂or香が初期配置にいるような問題は51問で全体のほぼ半分。前半は実戦型っぽくない形が多いが、後半は実戦を切り取ったような形も増えてくる。趣向作品や離れ業系ではなく、オーソドックスで実戦に役立ちそうな詰め筋の問題をそろえたという感じだと思えばよいだろう。

ときどき、7手詰くらいでもいきなり駒取りが入ることもあるので、「詰将棋は駒を取らない」という先入観があると逆に苦戦することがある。駒取りの有無はランダムで、初手に入ることもあれば、収束3手前の場合もある。「駒取りの可能性を排除しない」という意味でも、実戦的だと思う。

解説は160字〜200字程度で、比較的丁寧ではあるが、ときどき肝心の変化手順に触れていないときもある。

100問の詰将棋問題集はBCの境界線上にあることが多く、いつも迷うのだが、本書はBにした。簡単すぎず、難しすぎず、でもやっぱり少し簡単で、解けたときにスッキリ気持ちよいのが好印象だった。5手〜9手くらいの手数に自信をつけたい人にオススメ。(2009Feb13)

※本書の巻末に、「初段の壁を破るシリーズ」の続刊として『内藤の詰将棋100』、『加藤の詰将棋100』、『二上の詰将棋100』、『勝浦の詰将棋100』、『内藤の空中戦法』が挙がっていたが、いずれも存在を確認することができなかった(Google検索、国会図書館など各OPACで検索)。現在、シリーズで確認しているのは、本書のほかに『大山の詰将棋100』、『大内の穴熊戦法』、『桐山の振飛車戦法』、『青野の棒銀戦法』の5冊。


【他の方のレビュー】(外部リンク)
将棋タウン



【関連書籍】

[ジャンル] 
詰将棋
[シリーズ] 初段の壁を破るシリーズ
[著者] 
大内延介
[発行年] 
1988年

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