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■第二期 竜王決定七番勝負 激闘譜

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第二期 竜王決定七番勝負 激闘譜
島  朗──羽生善治
[総合評価] C

難易度:★★★☆

図面:見開き2〜3枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
中級以上向き

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【編 者】 読売新聞社
【出版社】 読売新聞社
発行:1990年3月 ISBN:4-643-90025-3
定価:1,165円 206ページ/19cm


【本の内容】
【竜王】島朗  【挑戦者】羽生善治六段 (奪取)
 

先−後

戦型 観戦記  
第1局 ○島 −羽生● 相矢倉▲急戦 陣太鼓 23p
第2局 △羽生− 島 △ 相矢倉▲スズメ刺し△棒銀(持将棋) 山帰来 23p
第3局 ○島 −羽生● 相矢倉△右四間飛車 山田史生 19p
第4局 ○羽生− 島 ● 相矢倉▲3七桂 陣太鼓 21p
第5局 ● 島 −羽生○ 横歩取り△内藤流 木村義徳 21p
第6局 ○羽生− 島 ● 角換わり相腰掛銀 陣太鼓 19p
第7局 ○ 島 −羽生● 相矢倉▲4六銀 青島たつひこ 21p
第8局 ○羽生− 島 ● 相掛かり相腰掛銀(角交換型) 武者野勝巳 21p

・「竜王位を手にして」(竜王 羽生善治)=3p
・挑戦者決定三番勝負=5p(2局)(森下卓-羽生善治|羽生-森下)
・竜王戦ランキング戦ハイライト=7p(3局)
(小林宏-羽生善治(パラマス2回戦)|南芳一-羽生善治(準々決勝)|羽生善治-大山康晴(準決勝)
・コラム(プロローグ|初めての和服対局|ライフスタイル|島、会心の名局|モノポリー|にぎやかな応援団|エピローグ)
・羽生、勝利への軌跡(決勝トーナメント表と所感)
・第2期竜王戦 各組インフォメーション


【レビュー】
竜王戦の観戦記。読売新聞に掲載された観戦記から主要なものをピックアップ。

ついにアイツがやってきた。わずか19歳にして、将来名人確実とされる羽生善治。しかもこの年、勝率8割超。一方の島は前期4-0で米長を下したが、この年は勝率5割ちょっと。羽生はタイトル戦初挑戦ながら、下馬評でも圧倒的有利だった。

しかし島は容易に負けなかった。竜王戦に照準を絞り、「すべてはこの日のために」。羽生・森内・佐藤をたばねる"島研"の主宰、羽生の棋風も強さも十分に分かっている。米長と島の波長が合わなかった第1期と違い、今期はかなりの熱闘が繰り広げられた。矢倉を中心に相居飛車シリーズとなり、押したり引いたりの目が離せない戦いが続いた。

結局、持将棋を含め8番勝負で羽生が竜王位を奪取したが、島が防衛してもおかしくなかった。居飛車党にとっては、並べる価値のある八番勝負だと思う。振飛車党にはあまり関心がないシリーズかも?(ハイライトに「5筋位取り中飛車」と「棒銀vs四間飛車」が掲載されている)でも、いくら羽生が登場してるからって、いきなり165円も値上げしてるのはちょっとねぇ。(笑)(2003Mar10)



【関連書籍】

[ジャンル] 実戦集(タイトル戦)
[シリーズ] 竜王決定七番勝負
[著者] 
[発行年] 1990年

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