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■第十五期 竜王決定七番勝負 激闘譜

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第十五期竜王決定七番勝負
激闘譜
羽生善治 VS 阿部隆
[総合評価] C

難易度:★★★☆

図面:見開き2〜3枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:B
中級以上向き

【編 者】 読売新聞社
【出版社】 読売新聞社
発行:2003年3月 ISBN:4-643-03005-4
定価:1,700円 269ページ/19cm


【本の内容】
【竜王】羽生善治 (防衛)  【挑戦者】阿部隆七段
 

先−後

戦型 観戦記  
第1局 △羽生−阿部△ △ゴキゲン中飛車⇒千日手 山田史生 17p
第1局指し直し △阿部−羽生△ 相矢倉 相総矢倉⇒千日手 山田史生

9p

第1局再指し直し ○羽生−阿部● 横歩取り△8五飛 武者野勝巳 25p
第2局 ●阿部−羽生○ 相矢倉▲森下システム△スズメ刺し 青島たつひこ 25p
第3局 ●羽生−阿部○ 横歩取り△8五飛 25p
第4局 ○阿部−羽生● 相矢倉▲森下システム△スズメ刺し 西条耕一 27p
第5局 ●羽生−阿部○ 横歩取り 角交換型 木屋太二 25p
第6局 ●阿部−羽生○ 相矢倉▲森下システム→4六銀 小暮克洋 25p
第7局 ●阿部−羽生○ 相矢倉▲3七銀→脇システム 小田尚英 25p
挑決1 ○阿部−中田宏● 横歩取り△8五飛 15p
挑決2 ○中田宏−阿部● 横歩取り△8五飛 武者野勝巳 15p
挑決3 ○阿部−中田宏● 横歩取り△8五飛 15p

・「思い出に残るシリーズ」(竜王 羽生善治)=3p
・エピソード(台湾と将棋|忘れ物|両親も前夜祭に|得意戦法は入玉)
・各組インフォメーション


【レビュー】
竜王戦の観戦記。読売新聞に掲載された観戦記から主要なものをピックアップ。

格調高き「本筋」を好む、挑戦者・阿部(この話は観戦記中で何度か登場する)。第1局(千日手)を除くと、相矢倉と横歩取りで占められた本シリーズだが、いずれも奇襲・速攻めいたものはなく、どれも本格将棋だった。

いきなりの二連続千日手から始まり、全9局の大熱戦。序盤こそ2連勝とリードした羽生竜王だったが、あとの5局は星の上でも盤上でも押されまくりだった。特に最終局は終盤まで勝ちが阿部の手中にあり、大ピンチだった。あとがき(西条耕一)の「防衛の感想を聞かれた羽生。扇子を持つ手は震え、唇が曲がっていた。これほど取り乱した羽生を見たことがなかった」という言葉が全てを物語っている。結果としてなんとか三冠を維持、第一人者としての面目を保った羽生だが、恒例の3pコラムでも反省しきりだった。

第34期名人戦(中原vs大内)を彷彿とさせる展開だった、今回の第15期竜王戦。大内は再び名人戦の舞台に上がることはなかったが、阿部にリベンジのチャンスはあるのだろうか。順位戦A級にも手が届くところまで来ているし、可能性は十分あるだろう。期待したい。

なお、前期から表紙を大幅刷新した本シリーズだが、今期もいくつかの変更点がある。
 (1)デザインがすこし変更。(「第1局」「第3譜」などが囲まれて目立つようになった)
 (2)コラム→エピソード。(基本的に同じ?)
 (3)ページ数大幅アップ、いままでで最厚。(今期のみの変更点?)
 (4)定価も密かにアップ…。(たぶん来期下がることはないでしょう(T_T))
 (5)千日手局も掲載あり。(第14期のレビューでσ(^-^)が文句言ったからか?←時期的にも違うぞ)(2003Aug23)



【関連書籍】

[ジャンル] 
実戦集(竜王戦)
[シリーズ] 竜王決定七番勝負
[著者] 
読売新聞社
[発行年] 
2003年

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