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■第58期将棋名人戦

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第58期将棋名人戦
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第58期将棋名人戦 [総合評価] D

難易度:★★★☆

図面:見開き2〜3枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級以上向き

【編 者】 毎日新聞社
【出版社】 毎日新聞社
発行:2000年8月 ISBN:4-620-50478-5
定価:1,600円 215ページ/19cm


【本の内容】
【名人】佐藤康光 【挑戦者】丸山忠久 (奪取)
 

先−後

戦型 観戦記  
第1局 ●佐藤−丸山○ 横歩取り△8五飛 加古明光 27p
第2局 ○丸山−佐藤● 角換わり相腰掛銀 福井逸治 27p
第3局 ○佐藤−丸山● 横歩取り△8五飛 加古明光 27p
第4局 ●丸山−佐藤○ 角換わり相腰掛銀 千家和也 27p
第5局 ○佐藤−丸山● 横歩取り△8五飛 甘竹潤二 27p
第6局 ○丸山−佐藤● 角換わり相腰掛銀 関浩 27p
第7局 ○丸山−佐藤● 角換わり相腰掛銀 加古明光 25p

・盤側の記(加古明光)=17p


【レビュー】
名人戦の観戦記。

谷川と2期連続のフルセットを演じた佐藤が、今期迎えるのは丸山。先手番では角換わり腰掛銀、後手番では流行最盛期の横歩取り△8五飛を武器に、昇竜の勢いで駆け上がってきた。

本シリーズも丸山の打診を佐藤が正面から迎え撃ったため、「丸山先手なら角換わり腰掛銀、後手なら横歩△8五飛」という図式になった。振飛車と矢倉がまったく出なかった名人戦は珍しい。わたしはどちらの戦型も好きなので良いが、振飛車党と矢倉党の多いアマにはいまいち受けが悪いかも。

また、7戦の投了図のうち、△1九玉が2回も発生して、しかもどちらも先手が勝ちというのは極めて珍しい。結局またもフルセットの末に、先手番角換わりで3勝を挙げた丸山が新名人に。

第4局の観戦記の千家和也氏は作詞家。山口百恵らの歌を手がけた。棋力は自称・アマ初段くらい(観戦記を書くにはかなり力不足なのでは…)。外部の人間なので、文章に新鮮さはあるが、将棋の内容にほとんど触れてくれない。それならば対局者の様子をがんばって書いてくれればいいのに、“対局室の雰囲気に耐えられない”とほとんど控え室にこもりっきり。文章も正直ウザかった。この観戦記が週刊誌に載るのなら構わないが、単行本として後世まで残るのは勘弁してほしい。なお、第4譜で加古氏のことをべた褒め(笑)。

なぜだろう、名人戦観戦記の質は年々悪化していっているような気がする…(>_<。)

確か、この第58期の途中からネット中継が始まったはずだが、本文中には何も記載がない。(2005Aug06)

ちょっと気になるエピソード:
「テレビの番組中『昔の名人戦とどこが違っているか』と問われ、ノータイムで『取材陣へのサービスがいい』と答えた」(67p) …名人戦は取材陣のためにやっているのか?相変わらずなにか勘違いしているらしい。



【関連書籍】

[ジャンル] 
名人戦観戦記
[シリーズ] 
[著者] 
毎日新聞社
[発行年] 
2000年

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