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■「将棋世界」誌の付録:2023年


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保存版 現役棋士ポケット名鑑 【上巻】あ〜た 2023年秋版
著者 編集部/編
発行年月 2023年12月


 

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実戦次の一手
帰ってきた!ちょいワル局面の処世術
へこたれるには早い!苦戦の序・中盤を乗りきる考え方
著者 遠山雄亮
発行年月 2023年11月


 

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先手四間飛車対ミレニアムの攻防
【定跡次の一手】 振り飛車3つの対策
著者 井出隼平
発行年月 2023年10月


 

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【終盤力トレーニング】
必至か、否か 馬と角の活用・腹銀編
受けの有無を考えることで寄せの力が自然にアップ!
著者 金子タカシ/記
発行年月 2023年9月


 

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【アゲアゲ折田が選んだ】
AI流次の一手(相居飛車編)
人間が思いつかない異次元の一手は?
著者 折田翔吾
発行年月 2023年8月


 

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新手年鑑2023年版
新しい時代の新しい手
人間の創造力に限りなし!
著者 勝又清和
発行年月 2023年7月


 

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名人戦盤寿記念
名人戦物語【後編】
著者 鈴木宏彦
発行年月 2023年6月


 

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名人戦盤寿記念
名人戦物語【前編】
著者 鈴木宏彦
発行年月 2023年5月


 

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打倒四間飛車!GOGO角急戦
【次の一手】天王山の角から急戦で攻略
著者 岡部怜央
発行年月 2023年4月
【ミニレビュー】
四間飛車藤井システムvs5五角戦法を解説した本。「GOGO角戦法」は筆者の命名。

先後どちらの場合も解説している。
・No.1〜No.20 △四間飛車vs▲5五角
・No.21〜No.39 ▲四間飛車vs△5五角

先手居飛車の場合の流れとしては、以下の通り。

後手が四間飛車に振る
→先手が居飛車穴熊模様の▲5七銀
→後手は居飛穴警戒の藤井システムの駒組みで△6四歩と突く
→先手は△6四歩を狙って▲5五角と出る

〔下図〕はその一例。


※なお、この作戦は藤井システムが現れてから比較的初期の頃にすでに登場しており、例えば『最前線物語』(2003.09)には非常によく似たテーマ図が出ている。


GOGO角戦法の特徴としては、以下のようなものが挙げられる。
・後手陣を不安定な形にして仕掛ける。
・大駒総交換のような大捌きのとき、角交換される地点が5五なので王手にならず、角交換後に5筋の歩が伸びる。
・相手が急戦を警戒してきたら持久戦にシフト、相手が持久戦を警戒してきたら急戦にシフトできる。

●▲GOGO角vs△四間飛車

後手の応手は3つ。
@△6三金(歩を守る)
後手玉の側面が空いて耐久力が下がっている。
A△6五歩(歩をよける)
6四の地点が空いたので、将来の▲6四桂や▲6四香が厳しい。半面、△4三金と受ける余地がある。
B△6三銀(玉の側面を薄くせずに歩を守る)

どの場合でも先手の仕掛けは▲3五歩△同歩▲4六銀でOK。後手の応手は、どの形でも△3四銀or△3六歩。局面に応じて、その後の攻め筋を切り替えよう。


●△GOGO角vs▲四間飛車
(本書では便宜上先後逆で表示)

対▲四間飛車では、1手の違いで玉を深く囲われるので、仕掛けの難易度は高くなる。△5五角にはこだわり過ぎず、居飛車穴熊をにらみながら、仕掛けの条件が良くなる手を先手に指させて(▲3六歩など)、まずは△6四銀と右銀急戦に出よう。

△6四銀に▲7八銀と引いてきたら△5五角が有効。

最初から▲7八銀型で構えている場合は、△5五角の揺さぶりから入るのが良い。

この場合、振り飛車陣は急戦に強い形なので、持久戦にスイッチする。

また岡部は〔下図〕から△3三角と戻して、急戦と持久戦を天秤にかけるような指し方も披露している。



5五角戦法は20年以上も生き残っている戦法で、まだ未開拓分野も多い。本書で基本的な考え方を学んで、どんどん実戦で試してみよう!
(2024Jun16)


 

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【詰将棋作品集】
第4回詰将棋創作キッズチャレンジ
盤上を彩る小学生たちの創造!渾身の33作を発表
著者 -
発行年月 2023年3月


 

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【アゲアゲ折田が選んだ】
AI流次の一手
人間が思いつかない異次元の手は?
著者 折田翔吾
発行年月 2023年2月



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【定跡次の一手】
4手目の革新! 自ら動ける新感覚戦法
菜々河流向かい飛車
著者 黒田尭之
発行年月 2023年1月
【ミニレビュー】
ななかわ
菜々河流向かい飛車を解説した本。

菜々河流は、将棋VTuber菜々河れいさんが開発した戦法で、今までの常識を覆した斬新で奥深い戦法。本書では、菜々河流を実戦で採用したことがある黒田五段が解説していく。

初手から▲2六歩△3四歩▲2五歩△4四角!?〔下図〕が菜々河流の出だし。

なお、初手から▲7六歩△3四歩▲2六歩△3二金▲2五歩△4四角!?でも菜々河流にできる。

図からすぐに▲2四歩は返し技があって大丈夫。実戦的に後手が勝ちやすそう。

図から▲7六歩△3二金と進み、以下、阪田流向かい飛車のような形を目指す。先手から角交換されなくても△3三金-△2二飛型を実現できるのが利点。

△4四角をいじめられそうなら、〔下図〕のような形で対処するか、角交換しておく。△3五歩が眼目の一手。

△4四角と設置してあると、棒金で飛車先逆襲を目指すときに、△2六歩と打つ筋があって2筋で優位に動きやすい。

本書では、序盤で注意すべき変化や、駒組での注意点、角をいじめられそうな時の対処法、などが一通り書かれており、最後に黒田の実戦2局が解説されている。とりあえず菜々河流を指し始めてみることができそうだ。
(2024May08)


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