T |
棋士の素顔とその世界 |
棋士の実像と虚像/素顔の棋士/奨励会員の光と影/苦悩する青春 |
40p |
U |
棋界を生きる人びと |
棋界を支える仕組み/揺らぐ師弟制度/名人戦始末記 |
44p |
V |
対局・その風景 |
黙々と指しつづける老棋士/対局のルールと棋士の経済基盤/対局と棋士の運命/大盤解説のことども |
52p |
W |
観戦記者の眼 |
将棋記者の立場/対局とは勝つための創作活動と見つけたり/将棋史研究の軌跡/忘れ得ぬ対局/運命を刻む手 |
100p |
X |
揺れる勝負師像 |
消えた棋士像/共同研究の限界/精密機械の「読み」と「ポカ」/闘争本能と復讐本能の交錯/プロとアマの本質的相違/新しい棋士像 |
28p |
◆内容紹介(あとがきより抜粋)
将棋の世界とは何か。正面切って問いかけることは、長年その中で「仕事」(観戦記)をつづける私には、たいそう厄介で困難な課題であった。棋士とは何者か。将棋の世界とは、一体、何なのであろうか。
近頃、プロ棋界の世界を評して、「狂の世界」とか、「仙人部落」というのを耳にした。それは、驚嘆すべき芸の力を讃える言葉とも受け取れるが、単純にそうだと決め付けることに私は少なからず抵抗を感じた。
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