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■観る将のすすめ プロ将棋観戦の魅力と楽しみ方 | < 前 | No.---- | 次 > |
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観る将のすすめ プロ将棋観戦の魅力と楽しみ方 |
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【著 者】 葵あすか | ||||
【出版社】 ジャパンパブリッシャーズ(電子書籍) | ||||
発行:2022年12月 | ISBN:- | |||
定価:398円(10%税込) | 191ページ/約3MB |
【本の内容】 |
◆内容紹介 この本は、将棋は指さないけど、将棋を観るのは好き、あるいは将棋を観てみたい、でも将棋の世界がよくわからないという方向けに書かれています。 将棋を観て楽しむ人を「観る将」と言います。 観る将とは「観る将棋ファン」の略です。観る将という言い方も、昨今ではだいぶ浸透 してきて市民権を得てきたように感じています。 一昔前まで、将棋を観るが好きと人に言ったら、非常に珍しがられました。 「え? 指さないで観るだけ? それって趣味って言えるの?」と少し奇異な目で見られたり、「いやいや、そんな人いないでしょ」と言われて少し肩身が狭い思いをしていました。 いずれにせよ、将棋は指すものであって、観て楽しむ類のものではないという考え方がかつては一般的でした。 昨今、プロの将棋指しは時としてアスリートに近い存在として扱われることがあります。 スポーツ総合雑誌である「Number」でも、将棋界を特集されるようになりました。 チェスや囲碁などとならびに将棋は頭脳スポーツと言われることがあります。 人間が自ら持つ能力を競うその姿は、他のスポーツで行われていることと本質的なところに違いは変わりません。 同様に、将棋を観て楽しむことと野球や相撲などのプロスポーツを観て楽しむことにも、大きな違いはありません。 プロ野球を観戦するファンの中で実際に野球をプレイすることを趣味にしている人が多くないように、大相撲ファンであっても自分の廻しを持っているがほとんどいないように、自ら将棋は指さないものの、人が指す対局に熱中する人がいても全く不思議ではありません。 現在トップ棋士のひとりである渡辺明名人は、自身の著書でこのように言及しています。 例えばプロ野球を見る時。「今のは振っちゃダメなんだよ!」とか「それくらい捕れよ!」。 自分ではできないのはわかっていてもこのようなことを言いながら見ますよね。 それと同じことを将棋でもやってもらいたいのです。 将棋もそんなふうに無責任に楽しんでほしい。 無責任に楽しむ。 非常に簡潔に「ファン」を表現している言葉だと思います。 勝手に贔屓にする対象を決めて、勝手に勝負の行方を見守り、その勝敗に勝手に一喜一憂するのは、どのスポーツの観戦であっても娯楽であり醍醐味に他なりません。 現在、将棋界はご存知藤井聡太竜王の台頭により、非常に盛り上がりを見せています。空前のブームと言ってもいいかもしれません。 驚くことに彼はまだ若干二十歳の青年。これからはじまるであろう彼の快進撃を見届けていくことに胸の高鳴りを抑えられずにいられません。 本書はそんな観る将棋ファンになりたての皆さんに向けて、その楽しみ方や見どころ、ポイントなどを解説させて頂きました。 是非、皆さんにも無責任に楽しんもらえるような将棋ファンになって頂きたく、その一助になればと思っています。 |
【レビュー】 |
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