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プロ将棋 ワンポイント講座 | [総合評価] C 難易度:★★★★ 図面:見開き2枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:B 解説:B 読みやすさ:B 上級〜有段向き |
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【著 者】 河口俊彦 | ||||
【出版社】 力富書房 | ||||
発行:1987年7月 | ISBN:4-89776-029-1 | |||
定価:680円 | 155ページ/19cm |
【本の内容】 |
1.将棋を観る目 2.将棋界の新しい波 3.プロでなければ指せない手 4.天才少年棋士の妖気 5.名人になる人 目次一覧 ◆内容紹介(あとがきより抜粋) 本書は「週刊現代」誌に昭和61年1月から62年2月まで「河口俊彦の将棋ワンポイント講座」として連載されたものをまとめた。この期間の主な出来事と、話題になった局面がすべて収められているはずである。プロの妙手やポカを気楽に楽しんでいただければ幸いである。 |
【レビュー】 |
河口俊彦の珍プレー・好プレー集。「週刊現代」に連載された「河口俊彦の将棋ワンポイント講座」をまとめたもの。 連載期間中に行われたタイトル戦や公式戦から、河口がピックアップして次の一手を出題する形式。9割以上は好プレーで、ポカの類はほんの少し。 本書で気になるのはレイアウト。段組されていて、上段が棋士寸評や将棋界への意見等、下段がプロ将棋の解説と次の一手問題になっている。縦書きの場合、左図のようになっているのが普通だが、本書では右図のようになっている。雑誌掲載時のレイアウトをそのまま使ったのだと思うが、単行本ではちょっと読みづらい。 また、次の一手問題の解答が巻末にまとめられているのもマイナスポイント。めくった次のページに答えが来るように工夫してほしかった。 河口氏の文章は、プロの世界を内側から見ているという点が魅力で、これは観戦記者の珍プレー好プレー集ではなかなか出せない味。ただ、推測・憶測による話が多いため、個人的には好きになれない。(2006Apr05) |