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■将棋と脳科学

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将棋と脳科学
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脳を知る・創る・守る・育む(12)
将棋と脳科学
 

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【編】 脳の世紀推進会議
【出版社】 クバプロ
発行:2010年5月 ISBN:978-4-87805-109-8
定価:1,260円(5%税込) 148ページ/26cm


【本の内容】
T章 特別講演 ●脳の可能性〔羽生善治〕
対局は暗中模索のなかで進む/局面が進むとともにマイナスの選択肢がふえる/長考しているときの心理状態/大事な棋譜は盤と駒を使って覚える/知識やデータは必ずしも役立たない/知識を得るためのプロセスは役に立つ/まっさらな心境は新しい発想の創出のもと/局面の正確な把握には訓練が必要/新手を考えるより、その対策を探すほうが楽/新しい発見がモチベーションに/先手・後手どちらが優勢か
20p
U章 脳を知る ●将棋棋士の直観を脳活動から探る〔中谷裕教〕
棋士の直観/棋士の思考の特徴/なぜ、棋士の直観を調べるのか/将棋を用いて思考の研究を行う利点/研究体制と脳活動の計測/思考をどのように捉えるか/思考の小脳仮説/棋士の直観を脳活動から探る/問一 局面の素早い理解にかかわる時間は/問二 局面を脳のどこで理解しているのか/問三 直観による指し手の案出にかかわる脳部位/問四 読みによる検証と判断にかかわる脳部位/まとめ
34p
V章 脳を創る ●経験を積んで直感を養う:コンピュータ将棋と機械学習〔近山隆〕
人工知能研究の流れ/統計的機械学習/コンピュータ将棋プレイヤ/必勝手の探索/ミニ‐マックス探索/コンピュータ将棋プレイヤの勘所/探索の効率化……枝刈り/どこまで読むか/選択深化の手法/静的評価関数/直感の重要性/詰判定にかける時間の制御 /データから学ぶコンピュータ/コンピュータ将棋の(近い)将来
26p
W章 脳を守る ●統合失調症の脳病態と早期介入〔笠井清登〕
精神疾患は一般人口において多い/精神疾患は人生早期に発症/精神疾患の社会的損失は甚大/国家の富は「精神の富」/統合失調症の臨床的な特徴/統合失調症の発症過程/臨床病気の特徴/統合失調症の病態仮説/進行性脳病態仮説の再検討/前駆期の脳病態/早期診断に向けて/まとめ
28p
X章 脳を育む ●発達期の神経回路機能の再編成〔鍋倉淳一〕
胎児の発達と行動/行動の発達と神経ネットワーク/活動する配線がかわる/余剰シナプスの除去は神経活動に依存する/余剰回路の除去によってより細かな機能が可能となる/神経細胞間の情報のやりとりがかわる/障害からの回復は発達の繰り返しか/生きた動物で脳回路の変化を見たい/生きた動物の脳の深部構造/ミクログリアによるシナプス監視/障害回復期における機能回路の再編成
23p

◆内容紹介
羽生善治氏は、局面に対峙したとき戦術を瞬間的に「直観」する。驚異的な創造性、思考法を名人自らが語る。名人の思考法に最新の脳科学はどこまで迫ったか。また、コンピュータ将棋はいつ名人を越えるか。名人と第一線の脳科学者との初めての共作。他に最先端の話題2編を収録。


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【関連書籍】

[ジャンル] 
その他
[シリーズ] 
[著者] 脳の世紀推進会議 
羽生善治
[発行年] 
2010年

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