序章 |
向かい飛車のポイント |
向かい飛車のポイント
角交換系向かい飛車のポイント |
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第1章 |
向かい飛車の破壊力 |
2筋逆襲型
メリケン向かい飛車 |
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第2章 |
居飛車の戦い方 |
2筋逆襲型対策
後手5二金左型対策
ほか |
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第3章 |
新しい形
角交換系向かい飛車 |
先手5六歩型向かい飛車
角道オープン向かい飛車
ほか |
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第4章 |
角交換系向かい飛車対策 |
先手5六歩型向かい飛車対策
角道オープン向かい飛車対策
ほか |
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◆内容紹介
「向かい飛車は、アマプロ問わず人気の戦法である。とにかく速攻で攻められることが魅力で、玉だけ囲い、飛車をぶつけて短手数で勝ったりするともうやめられなくなる」(まえがき)
居飛車が飛車先突破を図り、振り飛車はそれをうまく受け流しカウンターを狙う。それがごく一般的な居飛車VS振り飛車の対抗形の戦い方です。
しかし、居飛車の攻撃を受け流すのではなく、真っ向から対峙し、むしろ逆襲を食らわせる恐ろしい戦法があります。
それが向かい飛車です。
振り飛車側にしてみればこれほど痛快な勝ち方はなく、逆に居飛車からすればこれほど忌々しい戦法はありません。
ノーマル向かい飛車、メリケン向かい飛車といった昔ながらの向かい飛車だけでも十分するぎるほどの破壊力を持っているのに、現代は角交換型の向かい飛車というさらに攻撃的な作戦も登場しています。
本書ではまず向かい飛車の成功例を示し、続いて居飛車の対策を解説しています。これによって向かい飛車の「狙いと対策」が一冊ですべてわかるようになっています。最終的には互角になるわけですが、本書を読んだ方は振り飛車党も居飛車党も関係なく、改めて向かい飛車の破壊力の高さに嘆息することは間違いありません。
本書は振り飛車党の方にとっては強力な武器を手に入れることにますし、居飛車党の方にとっては危険すぎる戦法に対するワクチンとなるでしょう。
すべての将棋ファンに読んでいただきたい一冊です。
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