※本書は、将棋世界増刊号『七冠王、羽生善治。』(1996.04)がベースです。
・棋士別棋譜索引
・弦巻勝写真館
第1部 |
羽生自戦記編 |
「七冠を得た喜び」(羽生善治)
・不撓不屈の七冠ロード
・谷川浩司王将戦(第45期王将戦第1局〜第4局)
4局収録 |
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第2部 |
七冠祝福編 |
「分からない強さ」(内藤國雄)
「羽生哲学の実践」(鈴木輝彦)
「七冠王を目の当たりにして」(森下卓)
など |
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第3部 |
棋譜解説編 |
第64期棋聖戦第1局
谷川浩司王将戦
〜第21期棋王戦第1局 高橋道雄九段戦
107局収録 |
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・巻末付録
◆内容紹介
「本書では初めて名人になった時から七冠王になるまでの棋譜や記事が紹介されています。一言で言うととても慌ただしい期間だったのですが、さまざまな要因と幸運が重なっていたのだとしみじみと思っています」
(まえがきより)
23歳で念願の名人位を獲得した羽生善治名人は第7期竜王戦で佐藤康光竜王に勝利。竜王を奪還し史上初の六冠を達成します。
そして夢の七冠独占を懸けて第44期王将戦に臨みましたが、最終第7局、千日手指し直しの末谷川王将に敗れ、挑戦は失敗に終わりました。
しかしここからがドラマの始まり。羽生竜王・名人はなんと六冠すべてを防衛し、第45期王将戦の舞台に立ちました。そして1996年2月14日、ついに「七冠王羽生善治」が誕生。将棋界を飛び越え日本中で「羽生善治フィーバー」が巻き起こりました。
本書はこの名人獲得から七冠達成までの羽生名人の全棋譜111局を解説付きで収録したものです。
巻頭にはカラーで当時の写真ページを収録。第1章は七冠を決めた王将戦の自戦記。第2章は七冠を祝福する棋士・関係者のエッセイ。第3章は棋譜解説編となっています。
本書は当時の盛り上がりをうかがい知ることのできる貴重な資料であり、無敵時代の羽生名人の棋譜を鑑賞できる最高の教材であり、全ての将棋ファン必携の一冊です。
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