第1章 |
勝負という愉しみ |
楽しきかな「光速流」とつき合う法/羽生善治
もう技術だけで戦う年齢ではない/森内俊之
怒って居直った「元天才」の芸/谷川浩司
心ここにあらず、升田大先生との初対局/大内延介
ポカとヤケ酒と兄弟子からの手紙/井上慶太 |
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第2章 |
勝負を分けた瞬間 |
観客の目で見た終局図/佐藤康光
「中原時代」に終止符を打った王将戦/中原誠
せめて王手を――221手の敗局/佐藤天彦
いちどは地獄を見た奇跡の昇段/中座真
孤軍奮闘した「横歩取り伝道師」/野月浩貴 |
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第3章 |
大勝負に臨む心持ち |
竜王位をもたらした敗局/渡辺明
ロマン派棋士は年を取らない/阿部隆
「神に近い存在」が指させた敗着/村山慈明
「いちばん長い日」のいちばん熱い戦い/桐山清澄
カメかウサギか 不思議な棋士の足跡/中田宏樹
祝勝大宴会をフイにした連続失着/行方尚史
楽都ウィーンで産湯をつかった棋士/金井恒太 |
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第4章 |
勝負観と信念 |
投了直前「1分」の表と裏
/藤井猛
淡白派は、夏の借金を冬に返す/島朗
将棋観が指させた名人戦の振り飛車/郷田真隆
ようやくヤル気を出した旗手/阿久津主税
「さばきのアーティスト」は"心"を重視する/久保利明
プレッシャーにも負けず「山形の棋士」/阿部健治郎
千日手にすれば、もう一局、勉強できる/永瀬拓矢 |
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第5章 |
勝負という人生 |
春夏秋冬、勝負は怖い/森下卓
父親失格まで考えた昇級局/杉本昌隆
棋士生活十五年目の生涯最高の美酒/沼春雄
三段リーグ16期目に出会った「福の神」/北島忠雄
「針峰ドリュー」に挑んだ山男棋士/小林宏
スロースターターは四十歳で折り返す/飯塚祐紀
自己改造のための振り飛車転向/小林健二
トーナメント男の悔いある青春譜/櫛田陽一 |
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