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3手詰ハンドブック(2) | [総合評価] B 難易度:★☆〜★★ 見開き4問 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:A 解説:B 初心〜中級向き |
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【著 者】 浦野真彦 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:2007年3月 | ISBN:978-4-8197-0171-6 | |||
定価:1,050円(5%税込) | 207ページ/18cm |
【本の内容】 |
・詰将棋のルールについて=3p ・3手詰=200問 ・あとがき(メイキング・オブ・『3手詰ハンドブック(2)』)=2p ◆内容紹介 この一冊で、勝つ楽しみが味わえる! 実践に役立つ詰手筋満載の3手詰200題を収録。詰手筋マスターを目指す方、詰将棋で頭の体操がしたい方のための、3手詰ハンドブック第2弾。 |
【レビュー】 |
3手詰限定の詰将棋問題集。『3手詰ハンドブック』(2005)の続編。 前著と同様、比較的簡単な3手詰が200題。レベルは10段階でLv.2〜Lv.4程度だ。易しいことは易しいが、有力手が複数あるような問題もあり、しっかり読み切る訓練にもなる。とはいえ、玉側に凄い受けがあるような問題はないので、あまり身構えずに解いていけると思う。 前著は最初の40題が非常に簡単な問題で、その後は普通の3手詰が並ぶ構成だったが、本書では100問を過ぎても超易しい問題が顔をのぞかせる。つまり、徐々に難しくなっていくのではなく、いろんな難易度のものを散在させてメリハリのある構成になっている。 レイアウトは「X手詰ハンドブック」シリーズ共通のもので、見開きに4問、次の見開きに4問分に解答・解説という構成。裏透けは気にならないが、次の問題の答まで見てしまわないように注意。 個人的な印象としては、わずかながら本書の方が好きだ。ただ、大差はないのでどちらから始めても良いだろう。 ところで、このシリーズは5手詰も含めて4冊目になるが、どうしても1〜2問はウッカリミスで間違えてしまう…。詰ませ損ないというよりは、本筋は詰ませているのに変化筋でエアポケットに入ってしまい、確証が持てずに解答を見てしまうというもの。200点満点はなかなか難しいです……。 そういえば、前著のレビューでは「30分強で終わった」と書いていたが、本書はもうちょっとかかった気がする。断続的に解いていたので、正確な時間は分からないが…本書の方が実は少し難しいのか?(2007May15) |