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パーフェクトシリーズ 康光流四間飛車破り 居飛車穴熊VS藤井システム |
[総合評価] B 難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向け |
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【著 者】 佐藤康光 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:1999年2月 | ISBN:4-8197-0348-X | |||
定価:1,200円 | 222ページ/19cm |
【本の内容】 |
全15局 ▲居飛車穴熊vs△四間飛車藤井システム=10局 ▲居飛車穴熊vs△四間飛車穴熊=2局 ▲四間飛車藤井システムvs△居飛車穴熊=3局 ◆内容紹介 本書は居飛車穴熊にこだわり、いろいろな四間飛車対策、戦いの急所を解説した。現在は、以前と違い簡単に駒組みを進められる時代ではない。序盤から激しい変化を秘めている場合も多く、細心の注意が必要だ。 |
【レビュー】 |
佐藤康光名人(当時)の自戦記集。『康光流現代矢倉』シリーズなどと同様に、佐藤の実戦を題材に、居飛穴vs四間飛車の戦いを解説している。 解説は、自戦記というより検討や変化の研究に重点が置かれていて、これまでの「康光流」シリーズと同様、中終盤の入口で優劣の結論を出して解説を打ち切ってある。四間側が居玉で攻める展開は載っていない。逆に言えば、居飛穴が居玉藤井システムをやらせていないといえる。どちらかといえば、居飛穴党必見の内容だ。先に巻末の棋譜を並べてから解説を読むといいだろう。(2002Mar30) |