| 勝負の世界 |
名人位を落ちた前後/私の棋歴/名人戦の回想/坂田三吉翁との一戦/長考の内容/時間制の話/時間の使い方/将棋は総合の戦い/運の問題/謀略、苦手、睡眠、貫禄/縁起をかつぐ話/影響を受けた人々/後援者について/私の健康法/リクリエーションと趣味/真実一路/私の念願/名局について |
131p |
| 自戦記 |
・対大山戦(第九期名人戦第六局)
・対升田戦(第十期名人戦第六局) |
120p |
◆内容紹介
双葉山とともに“無敵将軍”とうたわれた木村十四世名人が、自ら筆を執って名人戦を回想し、さらに時間制が導入されたあとの苦労、長考の内容についてなど、勝負の世界の背景を率直に語っていく。とりわけ坂田三吉翁との対戦を述べたくだりや、大山、升田両挑戦者を退けた名人戦の自戦記は貴重で、将棋ファンにはまさに興味の尽きない書である。昭和26年刊の再刊。
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