屋敷伸之の忍者将棋 中終盤!! カラクリ将棋 |
[総合評価] B 難易度:★★ 図面:見開き4〜6枚 内容:(質)B(量)B レイアウト:B 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 甲斐栄次 【監 修】 屋敷伸之 | ||||
【出版社】 高橋書店 | ||||
発行:1991年12月 | ISBN:4-471-13138-9 | |||
定価:971円 | 207ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||
実戦譜=12(総譜つき) |
【レビュー】 |
観戦記者による棋譜解説書。普通、有段者クラスの棋力がないとプロ棋譜を鑑賞するのは難しい。しかしこの本では、中級者クラスでもトッププロの棋譜を楽しめるようになっている。 構成はこんな感じ。まず、一局のハイライトシーンを軽い文章で紹介。次に、解説中で現れる局面を部分図にして、手筋を解説。その後、棋譜の中盤と終盤の部分に絞って解説してある。そして最後に"カラクリ封じテクニック"として、本譜の順を避けるにはどうすれば良かったか(つまり、感想戦部分)が書かれている。 文章がポップなのでとても読みやすい。載っている手筋は数は少ないが、なかなか実戦的なものが多くて役に立ちそうだ。最初は「変な本だ」と思ったが、読み進めるうちに「案外いい本かもしれないなぁ」と考えが変わった。 ちなみに、掲載されている将棋が指されたのは'89〜'91で、屋敷が史上最年少タイトル保持者(18歳で棋聖)になった時代。(2002Oct27) |