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ステップアップ将棋講座 将棋 手筋の教科書(1) 歩・香・桂編 軽量駒が勝負を決める!歩・香・桂の必修手筋150 |
[総合評価] A 難易度:★★☆ 図面:見開き4〜5枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 高橋道雄 | ||||
【出版社】 山海堂 | ||||
発行:2006年11月 | ISBN:4-381-08635-X | |||
定価:1,365円(5%税込) | 214ページ/21cm |
【本の内容】 | ||||||||||||
・【コラム「私はこうして強くなりました」】本を読む/番数をこなす/得意戦法を持つ/詰将棋を解く |
【レビュー】 |
歩・香・桂の手筋を解説した本。 大判サイズを生かして、1ページ完結型の解説が特徴。各節の冒頭で、部分図による手筋解説をした後、[応用してみよう]で全体図での解説をいくつか続ける、という構成。本文がゴシック体なのはずいぶん冒険的だが、余裕のあるページ構成のためか意外にも読みやすい。 文体がですます調で、さらに講座っぽい感じなので、親しみやすさはちょうど良い。(最近の駒の手筋本では、『羽生の法則』がやや冷たい感じの文体だったので、余計そう感じるのかも?)文体だけでなく、解説内容も比較的丁寧。個人的には、「ふた歩」のところ(p079)でふた歩が成立する条件(玉の位置)がしっかり明示されているのがツボだった。 全体的なレベルが均一に保たれているのも好印象。一方、全体の1/3が練習問題に使われているので、量はやや足りない気がする。それでも総合的に見て、級位者向けの駒の手筋本としては、十分オススメできるレベルに達していると思う。やや甘めながら、初級者用テキストとしてA進呈。(2007Oct27) |