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■「次の一手」はどう決まるか 棋士の直観と脳科学

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「次の一手」はどう決まるか 棋士の直観と脳科学
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「次の一手」はどう決まるか
棋士の直観と脳科学
 

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【著 者】 中谷裕教 伊藤毅志 勝又清和 川妻庸男 大熊健司
【出版社】 勁草書房
発行:2018年4月 ISBN:978-4-326-29929-4
定価:2,700円(8%税込) 178ページ/19cm


【本の内容】
第1章  思考の秘密を解く楽しみ 1 盤上に広がる思考研究の世界
2 「次の一手」を生み出す思考の不思議
3 棋士の思考の特徴
4 直観的判断の認知的メカニズム
5 「見る」ことの認知的な特徴と直観との共通性
6 直観的な思考に関する脳機能の仮説──小脳仮説
7 将棋を題材にした脳研究への期待
8 将棋思考プロセス研究プロジェクトの発足
9 研究プロジェクトの準備と将棋会館での予備実験
 
第2章 「次の一手」を生み出す脳機能解明へのアプローチ 1 将棋棋士の直観
2 尾状核──直観的な指し手の案出に関わる脳部位
3 楔前部──局面理解に関わる脳部位
4 楔前部と尾状核──将棋棋士の直観の神経回路局
5 駒の価値と役割──局面理解の手掛かり
6 局面理解の脳内情報処理過程
7 残された課題
 
第3章 将棋の認知科学的研究 1 ゲーム情報学から見た将棋
2 その他のゲームを題材とした認知研究
3 将棋における局面の記憶研究
4 将棋における次の一手実験
5 コンピュータの思考と人間の思考
6 将棋と囲碁の認知的な違いに関する研究
7 十分に強くなったコンピュータ将棋の利用
 
第4章 棋士の視点から読む将棋研究 1 将棋のルーツ
2 「読み」と「大局観」
3 プロ棋士の鍛錬方法
4 羽生世代が何故強いのか?
5 コンピュータ将棋
6 完全情報ゲームにおける人間とAIの対決
7 プロ棋士 VS. コンピュータ将棋
8 コンピュータが将棋を変える
9 プロ棋士の今後
 
第5章 コンピュータの夢 1 なぜ今AIなのか
2 AIは作れるのか
3 AIと協調する未来
4 最後に
 
第6章 ヒトを対象とした脳研究が向かう先 1 振り返って
2 マウスでなくヒトを研究対象とした脳研究
3 将棋を対象にして、直観を働かせる脳の働きに関する研究への期待
 

◆内容紹介
盤面の状況を瞬時に把握し、先の先まで読んだかのような手を指す棋士たち。その背景にある人独自の直観的な思考のメカニズムとは、どのようなものなのだろうか。認知科学と人工知能の研究者による脳科学・認知科学研究、そしてプロ棋士自身によるコンピュータと人の対局分析を通じて、「次の一手」を生み出す思考の不思議を明らかに。


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【関連書籍】

[ジャンル] 
棋士分析
[シリーズ] 
[著者] 中谷裕教 伊藤毅志 
勝又清和 川妻庸男 大熊健司
[発行年] 
2018年

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