第一章 |
小さな天才 |
焼き物の町/負けん気の強い少年/モンテッソーリ教育/同じ幼稚園の出身者/ハートバッグとキュボロ/将棋との出会い/「しょうぎのめいじんになりたい」/ふみもと子供将棋教室/六畳一間での研鑽/才能の片鱗/「羽生名人を超えたい」/「研修会」という登竜門/研修会へのステップアップ/加速度的な成長/師匠との出会い/板谷一門の悲願/トランプとプロレス/永世名人との指導対局/夢中になった詰将棋/唯一無二の闘争心/「二刀流」の可能性/初めての全国大会優勝/「詰むや詰まざるや」の伝説/研修会での成績 |
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第二章 |
史上最年少プロ誕生 |
弟子入り/師匠が見た才能/奨励会試験/「奨励会」という鬼門/プロ棋士も認めた才能/史上最年少での初段昇段/うるわしき師弟関係/名人候補同士の練習対局/小六での詰将棋解答選手権優勝/過酷を極める三段リーグ/「半年の遅れ」を生んだ敗戦/三段昇段/三段リーグ開幕/見えてきた四段昇段/三段リーグ最終日/史上最年少の快挙/藤井フィーバー前奏曲/将棋界をめぐる状況/コンピュータ将棋の台頭/将棋界に現れた救世主 |
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第三章 |
快進撃の始まり |
プロデビュー戦/天才、加藤一二三/初手が示す王者の心意気/食事盤外戦/レジェンドからの初勝利/「最強の棋士になりたい」/中学生棋士の素顔/連勝スタート/NHK杯という舞台/師弟対決の可能性も?/見えてきた新人連勝記録/特別企画「炎の七番勝負」/飛び出した絶妙手/非公式戦での敗戦/羽生三冠との対局/公式戦一〇連勝/新鋭、斎藤慎太郎/衝撃の一手/詰将棋解答選手権、三連覇/実力者、中村太地/デビュー一一連勝の快挙/A級棋士登場/止まらない連勝/将棋連盟会長、佐藤康光/新時代の旗手、千田翔太/史上最強棋士、羽生善治/「望外」の勝利 |
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第四章 |
空前絶後の大記録 |
次なる記録は?/竜王戦ドリーム/藤井ストッパーの有力候補/藤井四段の強さはいかほど?/竜王戦/組優勝/「大志」新タイトル戦の開幕/藤井ブームから将棋ブームへ/「観る将棋ファン」の台頭/苦労人、瀬川晶司/白眉の一局/東大生アマとの対局/歴代連勝記録にリーチ/華麗なる寄せ/二八連勝達成/新記録への挑戦/みろく庵のうれしい悲鳴/前人未到の二九連勝/奇跡的な記録 |
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第五章 |
約束された未来 |
三〇連勝目をかけて/世間の注目/コンピュータが示した藤井の強さ/連勝ストップ/藤井が示した棋士の存在意義/快進撃の裏で/一五歳に/棋士と学校/新たな記録への挑戦/将棋界の層の厚さ/一流棋士相手にどこまでやれるか |
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