(オリジナル版) zoom |
NHK将棋シリーズ 武者野勝巳のこれなら実力初段 2 |
[総合評価] A 難易度:★★★ 見開き2問2答 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 武者野勝巳 | ||||
【出版社】 日本放送出版協会 | ||||
発行:1996年6月 | ISBN:4-14-016083-7 | |||
定価:971円 | 215ページ/19cm |
(文庫版) zoom |
MYCOM将棋文庫SP 将棋 実力初段検定 詰みと手筋と大局観 |
[総合評価] A 難易度:★★★ 見開き2問2答 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解説:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 武者野勝巳 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:2007年1月 | ISBN:978-4-8399-2268-9 | |||
定価:1,050(5%税込) | 376ページ/16cm |
【本の内容】 | ||||||
※ページ割はオリジナル版のものです。
あなたの棋力分析/卒業応募問題=12問/卒業応募問題解答用紙/応募要項 |
【レビュー】 |
棋力診断を主眼とした次の一手問題集。『武者野勝巳のこれなら実力初段
1』の続編。 基本的には『1』と同じで、「読み」「必至」「大局観」「悪手探し」「定跡」「手筋」の6種類の問題を解くことで、さまざまな角度から棋力分析ができるようになっている。各問題の正解率をレーダーチャートにすることで、自分の長所・短所がどこなのか視覚的に分かるようになる。 『1』と特に違うのは「悪手探し」。これは、特に初段クラスは自分の悪手で転ぶことが多いことから作られた問題で、三択からもっとも形成が悪くなる手を捜すもの(残りの2つは優勢になるor現状維持の手)。 ※今回もわたしの結果をレーダーチャートにしてみた(右図)。前回と大きく変わらないが、「必至」が少しUPした一方、「大局観」が少し低くなってしまった。 ちなみに、 ・左側が大きい ⇒ ペーパー初段型 ・縦長 ⇒ 実戦型 ・上が大きい ⇒ 詰将棋型 とのことである。 今回も「モニター方式」によって棋力分析の精度を高めている。モニターを全国から公募する形にしたためか、前回よりは「自信のある初段」が集まった感じで、ややレベルが上がっているようだ。 また、前回はChapter間で、初段クラスのためのミニ講座があったが、今回は「弱点克服Q&A」として、NHK将棋講座の読者の質問に答える形になっている。 『1』と『2』のどちらも良書だが、本書は全体的に「『1』の応用編・発展編」という感じだ。個人的には、これからの上達を目指す人には、わずかに『1』の方が良いかな、と思う。(2008Feb02) |