第一章 |
常識から外れる |
何手、読めるのか/読む手、読まない手/直観で捨てる/常識から外れる柔軟性/羽生さんの一手/達人と初心者は紙一重 |
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第二章 |
コンピュータとの勝負 |
電王戦/急速にたかまった気運/もう侮れない/ブレイクスルーの理由/米長永世棋聖vs.ボンクラーズ/その一手の行く先/ついにプロ棋士が対戦/棋士敗北の衝撃/驚かされたソフトの成長/再びの敗戦/そしてFINAL/将棋ソフトらしい一手/ponanzaが見せた好手/戦いを終えて/何が勝負を分けたか/コンピュータの終盤力/人工知能開発への貢献 |
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第三章 |
五十代の試練 |
独特の組織と独自の立場/伝統の継承/常務会の面々/急な会長就任/米長先生の一言/強力なリーダーシップ/「一緒に仕事ができてよかった」/関西棋士として/プロも、もう一芸/挨拶と免状/東京にも部屋を/二期目を前にして/ある日の会合 |
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第四章 |
「常識外」への道 |
五歳で将棋に出会う/駒に残った歯型/阪田三吉の曾孫弟子/子供はどんどん指せ/谷川をつぶす会/中学生プロ棋士/谷川将棋研究会/夢は中原名人への挑戦/史上最年少の名人に/タイトル戦の連続/羽生さんの強さ/四十代からの将棋/五十代をいかに戦うか |
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第五章 |
これからの将棋と私の一手 |
棋士に必要な三つの顔/棋士における芸術性とは/勝負師の大山先生/升田将棋の芸術的魅力/私の三つの顔/バランスの羽生さん、勝負師の森内さん/芸術家の佐藤康光さん/羽生世代を追う棋士たち/高速道路を行く若手棋士/日本将棋連盟のこれから/私自身の一手は |
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