第一章 |
わが家の百年の系譜 |
「ボロ着の関」と「鬼の小春」/道楽者の父と肝っ玉母さん/幸三という名前の由来/いたずら小僧の半生/武芸者と棋士との間/将棋見習い生 |
14p |
第二章 |
人生の試練 |
出奔/将棋界制覇への夢/詰め将棋とめしの味/天ぷら屋奉公/アマチュア将棋指南/縁は縁を生む |
16p |
第三章 |
プロの修行 |
顔に名前は書いてない/プロの強さ/技術はみずから学びとるもの/闘志はいじめられてわく/大目標に向かって前進/坂田三吉翁の言葉/「確信のない手は指すな」/個性を伸ばす教育 |
22p |
第四章 |
勝負師の魂 |
心の空白は進歩を促さない/負けて勝利への策を考える/挑戦への闘志/苦しいなかの勝負/病魔との戦い |
10p |
第五章 |
三冠王への道 |
王将戦とその余裕/ライバルを倒す執念/勝負と忍耐/二人の名人に勝つとき/たどり来て未だ山麓 |
16p |
第六章 |
勝負をいどむとき |
勝利への執念/着眼大局・着手小局/歩は金になる/死駒は害あって益なし |
10p |
第七章 |
攻めの極意 |
攻めに勝ちあり/攻めのタイプ/失敗と経験の違い/味方の王の位置を忘れるな/敵の手のうちを見る/定跡は変化する/虚々実々ということ/捨て駒のポイント─投資の効用/飛車と銀と歩と─組織のなかの各人の役割 |
16p |
第八章 |
引きの極意 |
負けを知らない人間の弱さ/引きのタイミング/飛車すじと角すじ/局面打開の手法/潮のながれをみる |
8p |
第九章 |
守りの極意 |
攻防は一つということ/「待つ」ことを知る人は強い/おせん泣かすな馬肥やせ/プロとアマのちがい |
10p |
第十章 |
勝負の極意と職場の知恵 |
相手の動きを知る/各駒を使いこなすとき/みずからを鍛える/局面の変化に対処する/順調と逆調の調整/中盤の落とし穴/腹八分の好勝負/見せかけの段位はこわくない |
12p |
第十一章 |
あそびを生かすくふう |
仕事とあそび/かっこいい飲み方/趣味は趣味/女の功徳/将棋とチェス/勝負師と家庭 |
10p |
第十二章 |
人生に勝つ極意 |
勝ちの極意/経験してこそ強くなる/外国人のネバリ/借り方になるな/信長と家康/勝ちを勝ちにする極意 |
12p |
第十三章 |
財界人にみる成功の条件 |
早起き/よく人に会う/耳学問による実力養成/時代感覚をつちかう/よく人の世話をする/会社優先/ボスにほれる/実学を学ぶ/得意の分野を伸ばす/課題をもつ/アイデアによる成長/遊ぶことを知る/積極性と踏み込む力/ひとの裏をいくユウキ/いい仲間をつくる/転身のうまさ/たくみな健康管理/女を制する/妻君の応援/慈悲の心/仕事を愛する |
51p |
第十四章 |
プロというもの |
実力に応じた給料/プロとは何か/「読み」の深さ/十代で一人前にする/創造の世界へ/「気息」について/スピードとリズム/読みの原則/流れの先取り/王道の精神/客観的に見る/一点集中/天才と秀才/決断と信頼/間合いの取り方/フランス語/体にこれえるようにいう/おれは王様である/対話/精神教育/プロの根性 |
41p |