第1章 |
“さえん棋士”の誕生 |
・棋士を目指す
・大阪へ |
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第2章 |
聖が残したもの |
・どん底で出合った湖―
増田裕司
・破門されかけた唯一の弟子―山崎隆之
・遅咲きの末に辿り着いた境地―
安用寺孝功
・「おかみさん」誕生
・強い棋士はなぜ優しくなれるのか―片上大輔
・“怪物くん”の頭脳―糸谷哲郎
・兄の死 |
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第3章 |
泣いたあの日のこと |
・異能の少年棋士から一門へ―澤田真吾
・転機となった羽生善治との戦い―大石直嗣
・「けっこう命がけで将棋をしている」―室谷由紀
・超合理主義者の師匠愛―千田翔太
・唯一夢中になれた道を―竹内雄悟
・10年かけて、夢が叶わないことを知る―棋士になれなかった弟子
・いつも静かに泣くことを覚えた―山口絵美菜
・女流棋士の道を選ぶということ―石本さくら |
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第4章 |
最後の「負けました」 |
・危機を救った師匠の「妙手」―西田拓也
・森信雄、引退
・一門の知恵を借りて―石川優太
・教えるのは将棋だけではない |
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特別章 |
羽生善治が語る師弟論 |
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◆内容紹介
自らは「さえん(=冴えない)棋士」であったにもかかわらず、強い棋士たちを育て上げた男がいた。
将棋棋士・森信雄。彼は夭逝の棋士・村山聖だけでなく、棋界最多のプロ棋士を育て上げた。「森先生が師匠で良かった」と弟子たちは語る。“さえん師匠”がなぜこれほどの強い弟子を育てられたのか。何十年にもわたる師匠と弟子の切なくも眩しい、迫真のノンフィクション。
羽生善治九段が語る師弟論も特別収載。
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