第1章 |
人生すべて勝負の世界 |
捨ててこそ浮かぶ瀬もある攻め将棋/「読む」よりも「直感」にこそ生命がある/才能は混戦のなかで発揮される/一人の社員が城を生かす/盤上に近道なく、ビジネスにも近道なし/事故の可能性を試す勇気/わずかのミスが逆転につながる/あらゆるところに情報をみる/負けるが勝ち/敗軍の将は人格を現す/力なき者は去れ |
36p |
第2章 |
実力とは何か |
礼儀作法も実力のうち/隠すほど現れる実力/一手のなかに人生を知る/やり直しのきかない人生将棋/好調の裏に陥し穴がある/あとで有利になる手を狙え/勝負どころで決断実行/なによりも大局観を鍛えよ |
28p |
第3章 |
アマに甘えずプロになれ |
アマ天才もプロでは駄才/己れに勝つ/寝ているときでも強くなれる/正座は心の節度を鍛える/少しのちがいは絶対の差である/難局を打開してこそ喜び/田中角栄元総理にみる盤上の性格/中間管理職は職分に徹せよ/坂田三吉にみた「王将の顔」 |
34p |
第4章 |
三手読んで一手打て |
手を読むとは何か/「読み」の深さと浅さ/相手の心を読み切る/迷ったときは頭を冷やせ/敬して恐れず、闘志を持って/鍛えられた芸に衰えはない/肉を切らせて骨を断つ |
24p |
第5章 |
駒に学ぶ人の動かし方心得 |
ヘボ将棋玉より飛車を可愛がり/二丁飛車に追われる悪夢/自陣の角に好手あり/金なし将棋に受け手なし/金底の歩岩より堅し/銀は千鳥に使え/銀は成らずに使え/桂の高飛び歩の餌食/一歩千金/と金の威力は歩の六倍 |
42p |
第6章 |
戦法に学ぶビジネスの知恵 |
寄せは駒の損得より速度/直感を尊べ/敵の打ちたいところに打て/捨てる手筋を考えよ/公卿の位倒れ/端に手あり/攻めるは守るなり |
22p |
第7章 |
古今の人間の生き方を見る |
・非凡な才を平凡な衣に包んだ天才児 自然流─中原誠名人
・クロスオーバー人間 自在流─内藤国雄九段
・魅力に溢れた勝負師 さわやか流─米長邦雄王位
対局、そして気魄/闘志と気魄の人、上杉謙信/過熱した頭を冷やす良寛和尚の達観 |
19p |