Cosmos81 | [総合評価] C 絵:C ストーリー:B 構成:B キャラ:B |
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【著 者】 丸電ユキオ | ||||
【出版社】 | ||||
発行:1999年5月〜2001年4月 | ISBN: | |||
定価: | 101ページ |
【本の内容】 |
「詰将棋パラダイス」連載(1999年5月〜2001年4月)。 ※作者HP MARUDEN─丸電ユキオホームページ より、TIFF形式で無料ダウンロードできます。 (こちらのイラストの下の「ダウンロード」のリンク上で右クリック → 「対象をファイルに保存」) |
【レビュー】 |
中学生がコンピュータ将棋選手権で奮闘する姿を描いた将棋漫画。「詰将棋パラダイス」掲載。 【登場人物紹介】 けんじ:コンピュータ将棋プログラム「こすもす」を製作する男子中学生。中1。高校数学・微積分の問題集2冊を一晩で解く。 波野りぼん:ツインテールとセーラー服が目印の天才女子中学生。中1。47手の余詰めを瞬時に解く。しかしその正体は……? けんじ君の作った未熟な将棋プログラムが、りぼんの登場により急速な成長を遂げ、コンピュータ将棋選手権で破竹の快進撃を進めていく。ラストは驚愕の展開(は言い過ぎか)で、りぼんの正体が判明する。 作者の丸電ユキオ氏は「詰パラ」誌に四度の漫画連載をしており、本作はデビュー作。コンピュータ将棋選手権にも参加経験がある(p51参照)。 舞台がコンピュータ将棋ということで、ルーチンやら探索やらの話も出てくるため、ある程度コンピュータ将棋の知識が必要。逆に、毎年コンピュータ将棋選手権の結果をチェックしているくらいの人なら、「このソフトのモデルは○○」のようなマニアックな楽しみ方ができそうだ。2001年で連載終了しているのに、2005年6月のBonanza登場を予測していたかのような記述もあるのはちょっと驚いた。 この時点では、絵のレベルは高いとは言えず、漫画商業誌連載は少し厳しい。ただし、りぼんは可愛い(主観です)。表紙画像だとネコ耳娘のように見えますが、違います(笑)。 ストーリー、キャラともにもう少し練りこんだらさらに良くなったと思うが、このままでもなかなか楽しめた。無料でダウンロードできるので、とにかく読んでみてください。ただし、完全に将棋マニア向けで、一般人には理解困難だと思います。(2008Jun22) |