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■FAQ(よくある質問)

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棋書ミシュランについて、よく訊かれる質問と答えをまとめてみました。Readmeも兼ねてます。

 ・棋書ミシュランについて
 ・評価の目安はどのようになっていますか?
 ・棋書ミシュランを始めたきっかけは?
 ・評価に書いてある棋力は、24でいうとどれくらいですか?
 ・評価別に分類したページがほしいです
 ・誤植に対する評価が厳しいのでは?


Q.棋書ミシュランについて

棋書ミシュランは、何について書かれていますか?


A.
棋書ミシュランでは、将棋の本(棋書)を詳しく紹介し、オススメ度を6段階で評価しています。カテゴリー別に分類し、年代順に整理していますので、あなたの探している棋書がきっと見つかります。

……というページを目指しています。現在は、以下のように整理しています。
分類 概要
カテゴリー分類 似たジャンルの棋書ごとにまとめている
流行戦型別リスト ある戦型について書かれた本を新しい順にリストアップ
発行年月順 すべての棋書を発行された年月順に並べた
シリーズ別分類 シリーズをまとめて持っておきたい人向けに
著者別分類 同じ著者なら、本のクオリティは似てきます
出版社別分類 同じ出版社なら、本のジャンル・クオリティは似てきます

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Q.評価について

評価の目安はどのようになっていますか?


A.
内容の質・量、読みやすさなどを点数化して、下のようなテーブルに当てはめています。
S 95点〜+∞
A 85〜95点
B 75〜85点
C 65〜75点
D 50点〜65点
E -∞〜50点

ただし、最終的には「その本を所有していたいか」または「他人に自信を持ってオススメできるか」が決め手になります。

よって、次のような加点・減点ポイントがあります。

 【加点ポイント】
  ・他に類書がない、または少ない。
  ・時間を置いて何回も読み直す。または後で調べる。
  ・他書を圧倒する量がある。
  ・とにかく面白い、一気に読んでしまった。


 【減点ポイント】
  ・誤植が多い。
  ・内容に誤りが多い。
  ・妄想を書いている。(読み物の場合)
  ・読みづらいフォントを使っていたり、行間が狭かったり。
  ・読んでいてつらくなってきて、全然読むペースが上がらない。


このような基準ですと、定跡書はやや加点多め、短手数の詰将棋や次の一手問題集は類書が多いため加点少なめになる傾向があります。

ただし、定跡書は旬が過ぎると資料と化することがありますが、詰将棋は何十年経ってもあまり価値が変わりません。このあたりは人によって価値観が違いますので、あくまでもわたしの価値観による評点であることをご理解ください。

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Q.棋書ミシュランを始めたきっかけは?


A.
割と長文ですから覚悟してくださいね(笑)


2002年ごろ、ある戦法について困っていたところ、将棋倶楽部24の知人から一冊の本を紹介されました。翌日、その本を探すために大型書店に行き、100冊以上の本があったのですが、お目当ての本を見つけることができませんでした。

その後、ネット検索してみると、お目当ての本はすでに絶版でした。当時、ヤフオクやAmazonマケプレもなく、絶版本を手に入れるには古本屋を回って偶然に期待するしかありませんでした。

ただ、検索の過程で、大型書店にあるよりもはるかに多い棋書が出版されていることを知りました。そして、それらの大半は、近所(当時)の名古屋市中央図書館に蔵書されていることも知りました。また、蔵書のない本は、全国の図書館から取り寄せて借りられることも分かりました。

このように、本の実物を見る手段があることは分かりましたが、図書館では一度に最大6冊までしか借りられません。闇雲に借りて、お目当てと違っていたらガックリです。そのため、事前に本の内容などを調べようとしましたが、当時WEB上で棋書の紹介をしていたサイトは、次の3つだけでした。

 ・9x9=81
 ・将棋タウン
 ・白砂青松の将棋研究室

各サイトには数十冊の棋書レビューがありましたが、お目当ての本についてはあまり書かれていませんでした。

  だったら自分で作るしかない!

今思えば無謀です。無謀すぎます。なぜなら、棋書は2002年当時ですでに2000冊以上あったのですから。そして今なお、毎年50冊以上増えているのですから。風車に勝負を挑んだドン・キホーテのようです。

それを「せいぜい300〜500冊くらいだろう。何とかなるだろう」と。無知は、たまに強みになります。最初から2000冊以上だと知っていれば、絶対やらなかったと思います。

(実際、当時ネット書店の大手だったYahoo!ブックスでは、300冊くらいしかヒットしませんでした。古本を扱うシステムがなく、絶版本を載せても商売にならないためか、1980年以前のデータがほとんどなかったようです)

あーだこーだで始めた棋書ミシュランでしたが、思ったよりも棋書の沼は深く、一方で変化に富んでいました。この素晴らしき棋書たちを将来の自分に伝えたい、というのが継続する動機になっています。

そう、棋書ミシュランを一番利用しているのは、実はわたし自身です。わたしの記憶容量はあまりにも小さいため、いろいろなことを覚えておけないので、備忘録としてフル活用しています。

ただ、自分のPCにしまっておくにはあまりにももったいない気がしますので、WEBに公開しています。「少しはみなさんの役に立っているのかなぁ……」と思うことで、なんとかやれてます。


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

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Q.棋力について

棋書ミシュランの評価に書いてある「入門・初心・初級・中級・上級・有段・高段」とは、それぞれ「将棋倶楽部24」の何級・何段の位置になるのでしょうか?


A.
一応、下記のような棋力を想定しています。
入門 ルールを覚えるところから
初心 ホントに初心者、基本ルールは知っているがいろいろ怪しい
初級 一通り最後まで将棋を指せるくらいの人
中級 24で12級〜7級くらい
上級 24で6級〜3級くらい
有段 24で2級〜三段くらい
高段 24で四段以上

わたし自身、24では5級から二段までしか経験していませんので、多少認識が甘い点はあるかと思います。

わたしが5級だったのは1999年ごろで、当時は下は10級までしかありませんでした。当時の5級は、今の9級〜11級くらいかな?と思ってます。(もっとずれてるでしょうか?)

なお、棋書を選ぶときは、「自分の棋力と合っているかどうか」を最重視してください。どんなに良書・好著でも、棋力の合っていない本は読み進めることができず、宝の持ち腐れとなります。

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Q.評価別に分類したページがほしいです。


A.
棋書ミシュランには評価別に分類したページはありません。

棋書ミシュランの評価はS〜Eの6段階となっていますが、境目では微妙なものもあり、できるだけレビューの方も読んでいただきたいと思っています。人によっては、重視したい点、気にならない点が違っていて、レビューを読んだ後では感じ方が違うかもしれません。

ランクごとに分けてしまうと、ある一定以下のランクの本が付いた本はレビューをご覧いただけないようになってしまう可能性を感じています。

そういうわけで、HP開設以来、ランク別のページは設置していません。どうか、ご理解ください。m(_ _)m

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Q.誤植について

誤植で評価が一段階落ちている本がありますが、厳しくないですか?


A.
棋書ミシュランでは、重大な誤植や致命的な誤植にはマイナス評価査定をしています。
レベル 内容 (例)
軽微な誤植 読者がすぐに間違いに気づき、本来の正しい記述がすぐに分かるもの ・用語の誤用
・助詞・句読点などの抜け
・○数字の順番が違う(「第1図からの指し手A」など)
・ルビの誤り
・濁点と半濁点の混同
・ありがちな漢字間違い
・著者の原稿の字が怪しかったせいでの写植ミス
重大な誤植 読者が間違いに気づくものの、本来の正しい記述がすぐに分からないもの、混乱しやすいもの ・棋譜の先後間違い
・解説図面で盤面の駒が抜けている
・「p○○を参照」と書いてあるのにページ数が違う
・「後述します」と書いてあるのに後述されていない
致命的な誤植 その誤植によって、意味不明になったり、問題が解けなくなってしまうもの ・詰将棋の配置間違い
・文章が大量に抜けている
・次の一手問題で駒の数が合わない


誤植のレベルや数にもよりますが、もともとの評価点と誤植のマイナス評価で、総合評価が変わることがあります。

・「評価Aと評価B」の境目に近い本は、誤植によるマイナス評価で総合評価が一段階下がることがあります。
 (例) AとBの境目が85点。評価87点の本が、誤植による-4点で、総合評価83点でBになる

・「評価Aの上」の本に誤植によるマイナス評価をついても「評価Aの下」になって、総合評価が「評価A」のまま変わらないこともあります。
 (例) AとBの境目が85点。評価90点の本は、誤植により-4点でも、総合評価86点でAのまま

・誤植が大量にある場合は、総合評価が二段階下がることもあります。
 (例) AとBの境目が85点。BとCの境目が75点。評価87点の本が、大量の誤植で-14点で、総合評価73点でCになる


なお、いずれの場合も重版によって誤植が修正されたことが確認された場合、版限定で評価を修正します。もちろん、元の評価点によっては総合評価が変わらない場合もあります。

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