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■小駒の必勝テクニック

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小駒の必勝テクニック [総合評価] A

難易度:★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
中級〜上級向き

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【著 者】 田丸昇
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:1997年6月 ISBN:4-89563-658-5
定価:1,200円 222ページ/19cm


【本の内容】
第1章 香車編 解説部=10テーマ、力試し次の一手=19問 44p
第2章 桂馬編 解説部=11テーマ、力試し次の一手=20問 48p
第3章 銀将編 解説部=13テーマ、力試し次の一手=24問 56p
第4章 金将編 解説部=10テーマ、力試し次の一手=17問 41p
田丸流"小駒"実戦次の一手=12問 26p

・コラム=5p

◆内容紹介
小さな駒の大きな力。金銀桂香の小駒を活用し、1ランク上の力をつける手筋を網羅。さまざまなテクニックを覚え、技巧派へ変身!飛車角だけでは将棋は勝てない。小駒の活躍が勝利には必須の条件だ。本書は金銀桂香の手筋を駒別に解説した必勝テクニックの指南書。「力試し次の一手」で習熟度を計り、「実戦次の一手」でさらにレベルアップを図ろう。


【レビュー】
金銀桂香の手筋を解説した本。

一局の将棋の中で、一番動かす機会の多い駒は歩であり、もっとも豪快な活躍をするのは飛角だ。それ以外の駒は地味ではあるが、それぞれに重要な役割を担っているのはご存知の通り。本書はそういう、地味な駒の手筋を解説した本である。

各章は解説部と練習問題部に分かれている。解説部はそれぞれの駒に10テーマちょっとなので少ないようだが、テーマごとに2〜3種の局面を解説してあるので、意外に量はある。ギュッと詰まっている感じだ。練習問題の方は、比較的易しい良質の手筋問題が揃っている。

最後の「田丸流“小駒”実戦次の一手」は、田丸プロの公式戦から取材したもの。4章までの問題よりは少し難しいので、解けなくても気にしなくて良い。

全体のバランスが良かったので非常に読みやすく、同時に読み甲斐もあった。棋書の話題にはあまり上らない本だが、隠れた良書だと思う。(2003May03)



【関連書籍】

[ジャンル] 
駒の手筋
[シリーズ] 
[著者] 
田丸昇
[発行年] 
1997年

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