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やさしい詰物二百題 ─付・将棋よもやま話─ |
[総合評価] A 難易度:★★★ 見開き2問 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:A 中級〜向き |
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【著 者】 西村一義 | ||||
【出版社】 将棋天国社 | ||||
発行:1995年6月 | ISBN:----- | |||
定価:1,000円 | 205ページ/18cm |
【本の内容】 |
全200題 ・5手詰=22題 ・7手詰=73題 ・9手詰=66題 ・11手詰=39題 (順番はランダム) |
【レビュー】 |
5手〜11手の短手数詰将棋問題集。西村九段がスポーツ新聞や週刊誌などに出題したものから200題を撰集したもの。 詰将棋が苦手な人にとっては、11手となってくるとかなり腰が引けてしまうかもしれない。でも大丈夫。本書の詰将棋は全体的にかなり易しめである。なかにはちょっと骨のある問題もあるが、「5手詰はだいたい解ける!」という方なら本書もいけると思う。 奇手・珍手系の問題はほとんどなく、「手筋の捨て駒から追い詰め」というパターンが多い。また、実戦型の配置はあまりないが、詰め手順は非常に実戦的なので、指し将棋のトレーニングに役立つ。全体の駒数も少なめで、解いてみる気になる。 また、手数の表示がなく、順番もランダムなので、「手数がヒントになってしまう」ということがない。これは一長一短だが、本書の場合は長所になっていると思う。 なお、各問には、3行の“四方山(よもやま)話”が添えられている。これが一応、解答の裏透けを隠しているのだが、中には隠しきれていないものもある(笑)。9割方は問題に関係のない話だが、残りの1割はヒントになっている。「ある高段者がテレビの対談で『田舎初段とはどのくらいの棋力か』と問われて、『一里四方敵なしが初段である』と珍解答。」 この詰将棋本は非常に楽しく、無理のないペースで完遂することができた。理由はよく分からない。なにか突出したものがあるわけではないが、全体のバランスが良いのだろう。(2004Jun05) お問合せ先:将棋天国社 |
【関連書籍】 |
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