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■寄せが見える本【基礎編】

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寄せが見える本【基礎編】
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最強将棋レクチャーブックス(1)
寄せが見える本
【基礎編】
[総合評価] S

難易度:★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:S
解答の裏透け:-
読みやすさ:A
中級〜上級向き

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【著 者】 森けい二
【出版社】 浅川書房
発行:2004年4月 ISBN:4-86137-002-7
定価:1,365円(5%税込) 224ページ/19cm


【本の内容】
必至問題=計85問
レベル1 追い込むのが寄せの基本 予習問題=19問/予習問題の解説/練習問題=8問 68p
レベル2 広い玉をつかまえる 予習問題=18問/予習問題の解説/練習問題=8問 74p
レベル3 駒の威力を発揮する 予習問題=18問/予習問題の解説/練習問題=8問 76p

◆内容紹介(表紙見返し、著者から一言より)
将棋の勝負は終盤で決まります。ところが、アマチュアの方の将棋を見ていると、定跡に明るい上級者でも、終盤で簡単な三手必死をあっさり見逃すことが少なくありません。一手勝ちの将棋を勝ちきるための、基本的なトレーニングがおろそかになっているのです。実戦ですぐに使える終盤術を徹底的にマスターしましょう。


【レビュー】
解説の詳しい必至問題集。

必至問題の解説に不満を持っている方は多いと思う。「どうしてこれで必至なの?」「ここでこう変化されたら?」「この手順ではダメなの?」…等々。ひどいものだと「解説の必要はないでしょう」と書いてあることも…。解説が充実した必至問題集といえば『寄せの手筋168』(金子タカシ,高橋書店,1988)が筆頭だが、問題によっては限られたスペースにギュウギュウ詰めで解説が書かれていることがあった。

本書では、解説を徹底重視。まず、予習問題を一気に並べ、次に予習問題を詳解、その後に予習問題を少し変形した練習問題を解く、という構成。解説部では1問あたりのスペースを限定せず、必要であれば1問に6ページもの解説をしている。解説内容は正解手順・変化・失敗手順にいたるまで、隅々まで行き届いている。大事なフレーズは太字ゴシックで強調してあり、印象に残りやすい。図面も豊富で、かつ、図面の下にもミニ解説がついているので非常に濃密。わたしが見てきた必至問題集の中では、最高レベルの解説である。問題も良問ばかりだと思った。

今までわたしは試合前の練習には『寄せの手筋168』を用いていたが、今度から本書も併用しようと思っている。(2005Jan01)


追記:
※p51あたりの解説に小ミスがあるようです。2chの「棋書購入検討・感想スレ15」に投稿されたもので、必至になるまであと4手かかる、というもの。わたしも気づきませんでした(^-^;A このスレッドはすでにdat落ちしているので、
該当部分のみ表示しておきます。この問題は必至問題集では割とメジャーですが、たいていは△1三歩型で出題されます(左右反転形もあり)。それなら本書の解説どおりでOKですね。


【他の方のレビュー】(外部リンク)
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【関連書籍】
 『
寄せが見える本 【応用編】
[ジャンル] 
必至問題集
[シリーズ] 
最強将棋レクチャーブックス
[著者] 
森けい二
[発行年] 
2004年

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