第1部 |
自戦記編 |
第1局 「原点の将棋」
対佐藤康光八段,平成8年6月24日 第22期棋王戦本戦
第2局 「相穴熊の積極策」
対森内俊之名人,平成25年2月21日 第84期棋聖戦決勝トーナメント
第3局 「4-3戦法からの急戦」
対三浦弘行九段,平成26年7月18日 第73期A級順位戦
第4局 「師弟戦は昔の将棋」
対淡路仁茂九段,平成26年10月10日 第56期王位戦予選
第5局 「後手番藤井システム」 対
豊島将之七段,平成27年9月10日 第65期王将戦二次予選
第6局 「先手番藤井システム」
対渡辺明棋王,平成27年10月22日 第65期王将戦挑戦者決定リーグ戦
第7局 「角交換振り飛車、端の攻防」
対阿久津主税八段,平成28年8月12日
第42期棋王戦挑戦者決定トーナメント
第8局 「押さえ込みを逃れる△6四角」
対郷田真隆王将,平成29年2月1、2日
第66期王将戦七番勝負第3局
第9局 「相穴熊の熱戦」
対広瀬章人八段,平成29年12月22日 第76期A級順位戦
第10局 「豊島新手を破る」
対豊島将之八段,平成30年1月27、28日
第67期王将戦七番勝負第2局
第11局 「自陣角打ち合い、持久戦の成功例」
対渡辺明棋王,平成30年2月1日 第76期A級順位戦
第12局 「藤井聡太七段に四間飛車をぶつける」
対藤井聡太七段,平成31年3月11日 第90期ヒューリック杯棋聖戦二次予選 |
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第2部 |
棋譜解説編 |
第13局〜第51局 解説・大石直嗣
七段 |
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◆内容紹介
本書は「さばきのアーティスト」こと久保利明九段の四間飛車を集めた実戦集です。
「第1部 自戦記編」が12局、「第2部
棋譜解説編」が39局で合計51局。久保振り飛車の原点といえるノーマル四間飛車から、藤井システム調の急戦含み、さらには角道オープン型と、進化を続ける久保利明の四間飛車を時系列に沿って紹介しました。
中には戦型選択のチェンジを迫られることになった痛い敗局も紹介してあり、久保将棋の変遷はもちろん、昨今の振り飛車情勢も分かるようになっています。
解説には「後手番の角交換振り飛車は持久戦になれば満足」、「飛車のこびんを狙うのは振り飛車の基本手筋」、「後手の駒組みは△3四金型にするのが一つの目標」など、振り飛車党ならずとも覚えておきたい心得が盛りだくさん。
「さばきの極意」がこの一冊にギュッと詰まっていますので、ぜひご一読いただきたいと思います。
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