第1章 |
序盤の鉄則7 |
はじめに 矢倉の基本
鉄則1 原始棒銀はさばかせない
鉄則2 右四間飛車には▲6八銀型
鉄則3 矢倉中飛車には飛車先の歩を伸ばせ
鉄則4 急戦矢倉には強く戦う
鉄則5 スズメ刺しには▲4六角で対抗
鉄則6 △5三銀右急戦には▲2五歩
鉄則7 陽動振り飛車には急戦を仕掛けろ |
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第2章 |
中盤の心得9 |
心得1 棒銀には中央志向
心得2 右四間飛車には受けつぶしを狙え
心得3 自陣の長所を生かして戦え
心得4 ▲6七金は攻守に活用
心得5 スズメ刺しは角を目標に攻める
心得6 好形は作る、作らせない
心得7 7筋交換には▲6五歩から菱矢倉
心得8 ▲4六銀には△4五歩
心得9 矢倉囲いは端歩を突くな |
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第3章 |
終盤の心得7 |
心得10 ▲4一銀と引っ掛けろ
心得11 終盤のスピード勝負は▲2四桂
心得12 玉頭に空間を作る突き捨て
心得13 端は矢倉の弱点
心得14 玉頭を守る▲8六同銀
心得15 攻め駒入手の▲6八金引
心得16 しのぎの合わせの歩 |
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第4章 |
実戦編 |
第1局 △内藤國雄九段戦
第2局 △青嶋未来五段戦 |
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◆内容紹介
「矢倉囲いができれば初段」という言葉がありますが、囲いの手順だけ覚えれば良い、と思ってはいけません。棒銀、右四間飛車、矢倉中飛車、スズメ刺し・・・、いろいろな戦略に対応する力が大事になります。「対応力」というのは、一手一手交互に指す将棋では実は一番大事なことです。その力を付けるには矢倉戦はうってつけなのです。(まえがきより)
本書は将棋の各戦法において、定跡手順を覚えるのではなく、その考え方(=心得)を身につけることを主眼とする「将棋の考え方シリーズ」の第5弾、矢倉編です。
まえがきにあるように矢倉をきちんと指すためには原始棒銀をはじめとする急戦に対応する力が必要です。逆に言えば、そのような対策を身につけて矢倉が指せる人は、十分初段の力がついているといえます。
本書は矢倉の駒組みから始まり、序盤の急戦への対応、さらに中盤の進め方の方針や終盤での考え方まで丁寧に解説。個々の場面での指し手を示すのではなく、どのような考え方で指し進めていけばよいかが解説されているので、相手に変化された場合でも幅広く応用が効く内容となっています。
まさに矢倉で勝つための鉄則と心得が網羅された内容で、この一冊を読めば自信を持って矢倉が指せるようになるはずです。
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