序章 |
矢倉早囲いの歴史 |
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第1章 |
8八玉型早囲い〜従来の形 |
第1節 第1図から△4二角
第2節 第1図から△7三銀
第3節 第1図から△6四角 |
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第2章 |
急戦矢倉との戦い |
第1節 対米長流急戦
第2節 矢倉中飛車
第3節 棒角急戦 |
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第3章 |
藤井流早囲い |
第1節 片矢倉までの組み方
第2節 藤井流片矢倉の攻防 |
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第4章 |
藤井流への対策と
最新の早囲い |
第1節 片矢倉対策の△6二飛型
第2節 △4五歩反発による攻防
第3節 8八玉型早囲い+加藤流
第4節 △7五歩交換型
第5節 居玉のまま3五歩交換 |
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第5章 |
早囲い封じの力戦への対応 |
第1節 △5五歩早仕掛け
第2節 △5二金保留型 |
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第6章 |
相早囲い |
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・【コラム】(1)対局への臨み方 (2)対局室の部屋割・ボード
◆内容紹介
本書は矢倉の早囲いについて、気鋭の若手上村亘四段が詳細に解説したものです。
平成25年に▲4六銀に△4五歩と反発する手の優秀性が見直されたのをきっかけに、それまで「矢倉といえばこの形」と思われていた▲4六銀・3七桂型が激減、現在先手の矢倉作戦は百花繚乱状態にあります。
そんな状況の中で先手矢倉の主力になり得るのが本書で解説されている「早囲い」。矢倉戦において玉を6八→7八→8八と二段目を通るルートで動かすことで一手早く囲うこの手法。従来の囲い方では十分に組めないとすれば、囲いを手早く済ませて少しでも早く攻撃陣を構築すべきという発想からスタートしています。
本書では、まず早囲いの歴史と理想的な展開を解説。相手が早囲いについて何も知らなければこれだけで十分勝てるでしょう。さらにその後、それを阻む相手の対策を紹介し、それに応じた組み方を説明しています。
従来の形と、その天敵といえる急戦矢倉との戦い。藤井流早囲いの解説。藤井流への対策と最新の早囲い。さらに力戦と相早囲いまで。
まさに「早囲い・完全ガイド」の名にふさわしい一冊。この本を理解すれば早囲いに関してあなたの回りの誰よりも詳しくなることができるはずです。
ぜひ実戦でスピーディでスリリングな矢倉戦を楽しんでください。
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