序章 |
△5三銀右戦法の概要 |
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第1章 |
相矢倉型 |
・第1章ポイント
第1節 ▲2五歩に△5四銀
第2節 ▲2五歩に△3三銀 |
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第2章 |
角交換型 |
・第2章ポイント
第1節 角交換後の△4四歩
第2節 △3一玉に▲1八角
第3節 △3一玉に▲7九玉
第4節 △3一玉に▲2五歩 |
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第3章 |
角交換拒否型 |
・第3章ポイント
第1節 ▲4六角に△6四銀
第2節 ▲4六角に△6四歩 |
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第4章 |
飛車先交換型 |
・第4章ポイント
第1節 ▲8七歩に△8五飛
第2節 ▲8七歩に△8二飛 |
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◆内容紹介
渡辺明竜王(当時)と羽生善治名人が初代永世竜王を懸けて争った100年に一度の番勝負、第21期竜王戦七番勝負。その第6、7局で渡辺竜王が連採し勝利、その優秀性が一気に広まったのが矢倉△5三銀右戦法です。
矢倉戦において後手が早めに△5三銀右と上がり、△5五歩▲同歩△同角と中央に角を踊り出し、△7三角+△5四銀の好形を作って戦う――。
後手が序盤から得をしようと動く、一見欲張りな戦法ながら、先手がそれをとがめることは難しく、さらに後手が△3一玉+△5一金とした形は非常に固いため、後手が負けにくい将棋になることがこの戦法の大きな特長です。
本書の著者西尾明六段はこの戦法について、「矢倉における△5三銀右戦法は後手から序盤早々に動きを見せる戦法にもかかわらず、急戦にも持久戦にもなり得る非常に幅の広い作戦で、攻守にバランスが取れていることが特徴だ」と述べています。
矢倉△5三銀右戦法はトッププロ同士の対局でも通用する優秀な戦法であることがすでに証明されており、これさえ覚えてしまえば矢倉の他の定跡を覚える必要はありません。そして本書は西尾六段の研究を、かつてないボリューム、かつてない精密さで書いたもので、この一冊で矢倉△5三銀右戦法という一つの戦法を極めることができます。序章で戦法の概要を説明した後、相矢倉型、角交換型、角交換拒否型、飛車先交換型という本戦法から派生する4つの形について詳細に、徹底的に解説してあります。
本書の内容をマスターし、ぜひ実戦で「後手番で仕掛けて勝つ」の快感を味わってください。
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