第1部 |
講座編 |
横歩取りの現在 |
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第2部 |
自戦記編 |
第1局 堀口一史座七段戦
第2局 井上慶太九段戦
第3局 戸辺誠六段戦
第4局 戸辺誠六段戦(指し直し局)
第5局 青野照市九段戦
第6局 野月浩貴七段戦
第7局 中田宏樹八段戦
第8局 中村修九段戦
第9局 島朗九段戦
第10局 泉正樹八段戦
第11局 豊川孝弘七段戦 |
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◆内容紹介
第72期順位戦B級2組。全勝。
本書は若手、中堅、ベテラン。強豪ひしめくリーグを一つも星を落とすことなく駆け抜け、現在はB級1組で活躍する佐藤天彦七段が放つ、渾身の自戦記です。
横歩取り、矢倉、角換わり、対振り飛車。本書はただ、実戦の一手一手の意味を解説するだけの通常の自戦記にとどまるものではありません。解説中の随所でアマヒコ流の居飛車の将棋で勝つためのテクニックが記されています。
優勢な将棋を勝ち切る技術、劣勢の将棋を跳ね返す考え方。「将棋は細かいことが大事だ」と佐藤七段は言います。盤上に没我する自分もありながら、「局面の流れ」を客観的に見つめる姿はまるで指揮者のようです。
第1部の講座編で横歩取りの現在を概観し、第2部の自戦記編で千日手含む合計11局の将棋と、佐藤七段の思考の流れを体験してください。将棋に勝つための指し方、考え方を存分に学ぶことができるはずです。
棋譜を並べて強くなりたいという方には、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。
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