・米長邦雄写真集
第1部 |
自戦記編 |
第1局 「生涯を懸けた一局」
羽生善治四冠戦 第52期名人戦第4局
第2局 「夢の一局」 中原誠名人戦 第51期名人戦第1局
第21局 「大豪を驚かす一着」
升田幸三九段戦 第11期十段戦挑決リーグ
第26局 「念願のタイトル獲得」
有吉道夫棋聖戦 第22期棋聖戦第4局
第13局 「山田定跡に立ち向かう」
山田道美八段戦 第1期六社戦決勝
第14局 「雲の上の人を負かす」
加藤一二三十段戦 第2期六社戦1回戦
第30局 「大山将棋の強さを見る」
大山康晴棋聖戦 第25期棋聖戦第1局
など |
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第2部 |
自戦解説編 |
第79局 内藤國雄八段戦 第23期棋聖戦第1局
第80局 中原誠王位戦 第15期王位戦第2局
など |
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第3部 |
棋譜解説編 |
第221局 深浦康市四段戦 第11回全日本プロトーナメント決勝第1局
第224局 村山聖八段戦 第55期A級順位戦
など |
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◆内容紹介
「見ていて面白く、勉強になるのが米長先生の将棋でした。負けたときでもかっこいいと思わせてくれました」(羽生善治 推薦の言葉より)
強烈な個性と泥沼流と呼ばれた天性の将棋でファンを魅了した米長邦雄永世棋聖。
四冠王、永世棋聖、そして史上最年長名人。数々の記録とともにファンの記憶に確かな足跡を遺した米長邦雄の将棋、その名局226局を収録した記念碑的一冊が完成しました。
第一部の自戦記編では名人戦での中原誠十六世名人との死闘や羽生三冠との引退を懸けた一局などが、本人の口から語られます。
米長一流の機知と笑いに富んだ文章は将棋の勉強になるのはもちろん、読むだけで十分おもしろく、いずれも今後生まれないであろう稀有な自戦記だといえます。
また、中原米長で築き上げた矢倉の定跡の進化や驚異的な終盤力で逆転に持っていく強さなど、内容はもちろん最高レベルです。
2012年、惜しまれつつこの世を去った巨星が遺してくれた、棋譜と解説という大いなる遺産。将棋ファンなら誰しもが目を通しておきたい一冊です。
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