・巻頭特別インタビュー
第1部 |
自戦記編 (11局) |
第7期十段戦七番勝負第7局
大山康晴戦
第25期A級順位戦 升田幸三戦
第20期十段戦七番勝負第5局
米長邦雄戦
第40期名人戦七番勝負第8局 中原誠戦
第58期A級順位戦 羽生善治戦 など |
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第2部 |
棋譜解説 上昇期 (19局) |
第14期A級順位戦
熊谷達人戦
第9期王将リーグ 大野源一戦
第17期王将戦挑決 二上達也戦 など |
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第3部 |
棋譜解説 全盛期 (37局) |
第2期棋王戦五番勝負第1局
大内延介戦
第27回NHK杯戦 有吉道夫戦
第25期王位戦七番勝負第1局
高橋道雄戦 など |
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第4部 |
棋譜解説 円熟期 (56局) |
第55期棋聖戦
谷川浩司戦
第42回NHK杯戦 佐藤康光戦
第42期王位戦 渡辺明戦 など |
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番外編 |
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第9回高松宮賞争奪戦
花村元司戦
第18回JT将棋日本シリーズ
三浦弘行戦 など |
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◆内容紹介
14歳7カ月でプロ四段、18歳でA級八段。タイトル獲得8期、棋戦優勝23回。
本書は「神武以来の天才」と呼ばれた男、加藤一二三が棋士生活60年で築き上げた1300勝1100敗のうち、本人が名局に選んだ123局を解説つきで収録するものです。
初タイトルとなったのは第7期十段戦、大山十五世名人との対決。本人曰く、「この十段戦に勝って棋士として生涯やっていける自信と、棋士という仕事に対する信念を得ることができた」と言っています。
中原十六世名人との第40期名人戦は将棋史に残る十番勝負。最終局、詰みを発見した加藤九段は思わず声を出したといいます。また本書では、つい6カ月前に見つけたという幻の一手も披露しています。
その他、小学生のころから目をかけていたという升田実力制第四代名人、加藤九段がライバルだと思ってきた二上九段、序盤は光るものがあったという米長永世棋聖、さらに谷川、羽生、渡辺といった次世代の棋士たち。
60年棋士を続けてきた加藤九段ならではのバラエティに富んだ対戦相手たちとの名勝負をあますところなく収録しています。
将棋ファンならぜひ手元に置いておきたい記念碑的一冊です。
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