『1手・3手必至問題』の出題ミス


必至問題は詰将棋よりも検証が難しく、ときどき必至がかからないものや、いきなり詰んでしまうものがあります。
本書でもいくつかありました。

以下は2ちゃんねるでの指摘。(「▲【将棋】 棋書購入検討・感想スレ31冊目▽」706氏)

※指し手部分は白字ですので、反転してご覧ください。

〔1手必至〕
第16問
【第16問】

作意:▲8四馬まで一手必至。

指摘:一手必至ではない。
▲8四馬の後△8一玉又は△9一玉にて詰まないので1手必至ではない。
▲8四馬△8一(9一)玉▲9三馬までの3手必至。
第59問
【第59問】

作意:▲2五金まで一手必至。

指摘:詰みがある。
▲2二金△同玉▲3三金△2一玉▲3二金まで5手詰。
第99問
【第99問】

作意:▲8二飛打まで一手必至。

指摘:必至かからず。
▲8二飛打△6二玉以下詰まないし必至もかからない。
(▲6一となどで、6二への逃げ道がふさがっていればよい?)
〔3手必至〕
第111問
【第111問】

作意:▲1五銀△2五銀打▲1四桂まで三手必至。

指摘:必至かからず。
▲1五銀△1九飛以下詰まないし必至もかからない。
(△1六歩があればよい?)
第138問
【第138問】

作意:▲4四角△同金▲2六飛成まで三手必至。

指摘:一手で必至がかかる。
▲3三銀にて1手必至。
第148問
【第148問】

作意:▲3四馬△同角▲3五桂まで三手必至。

指摘:詰みがある。
▲3四馬△同角▲2四桂△2三玉▲3五桂まで5手詰。

なお、これらの出題ミスは第2版以降で修正されているかもしれません。