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■羽生の実戦手筋

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羽生の実戦手筋
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羽生の実戦手筋 [総合評価] B

難易度:★★

図面:見開き6枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
の二色刷り)
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き

【著 者】 森けい二 【監 修】 羽生善治
【出版社】 東京書店
発行:2013年4月 ISBN:978-4-88574-434-1
定価:1,470円(5%税込) 240ページ/18cm


【本の内容】
第1章 香車の手筋 田楽刺し/下段の香/底歩を狙う下段の香/焦点の香/穴熊くずしの焦点の香/捨て香/離し香/底香香の数の攻め/香の不成/控えの香/香浮き/直打ちの香
・〔問題集〕羽生の「香」実戦手筋=6問
30p
第2章 桂馬の手筋 両取りの桂/継ぎ桂/桂の数の攻め/桂の跳ね違い/控えの桂/歩頭の捨て桂/端攻めの桂/成り捨ての桂/しばりの桂/美濃くずしの桂/中合いの桂/桂のつるし詰め/詰めの手筋の桂
・〔問題集〕羽生の「桂」実戦手筋=6問
30p
第3章 銀の手筋 両取りの銀/両取りを狙う捨て駒/割り打ちの銀/金を狙う銀/銀の不成/美濃くずしの銀/腹銀/銀の特性/尻銀/しばりの銀/逃げ道封鎖の銀/寄せの銀捨て/桂先の銀/かわしの銀/受けの銀捨て/中合いの銀
・〔問題集〕羽生の「銀」実戦手筋=6問
32p
第4章 金の手筋 頭金の詰み/金の両取り/しばりの金/美濃くずしの金/送りの金/尻金/腹金/寄せの金捨て/受けの金/詰みを遅らせる金
・〔問題集〕羽生の「金」実戦手筋=6問
26p
第5章 角の手筋 両取りの角/絶好の角打ち/筋違い角/遠見の角/美濃くずしの角/送りの角捨て/寄せの角捨て/王を逃がさない手筋/穴熊攻めの手筋/受けの角
・〔問題集〕羽生の「角」実戦手筋=6問
26p
第6章 飛車の手筋 両取りの飛車/十字飛車/自陣飛車/二枚飛車/寄せの飛車捨て/詰めの飛車捨て/受けの飛車
・〔問題集〕羽生の「飛」実戦手筋=4問
22p
第7章 王将の手筋 早逃げ/端玉/玉の形を直す/玉移動/玉による攻め
・〔問題集〕羽生の「玉」実戦手筋=5問
18p
第8章 歩の手筋 突き捨ての歩/垂れ歩/継ぎ歩/成り捨ての歩/焦点の歩/単打の歩/連打の歩/端歩/中合いの歩底歩/控えの歩/合わせの歩/ダンスの歩/突き違いの歩
・〔問題集〕羽生の「歩」実戦手筋=10問
46p

◆内容紹介
羽生将棋の強さの秘密は、駒を効率よく使う「手筋」の妙にあり!
本書は、駒使いの公式ともいうべき手筋と、その使い方を棋界の天才・羽生善治三冠と終盤の魔術師の異名を持つ奇才・森けい二九段が、わかりやすく解説。棋力UP間違いなし!


【レビュー】
駒別の手筋を解説した本。

香から始まり、桂・銀・金・角・飛・玉と、駒の価値がだんだん上がる順に章が組まれている。一番価値の低い歩は最後なのだが、これは先行して刊行された『新 将棋は歩から』(2012.12)で詳しく解説しており、内容がかぶるために後回しにしたものと思われる。

各章では、1ページにつき1つの手筋を解説。「(香の)田楽刺し」や「(桂の)ふんどし」など、初級者でも覚えておきたい超基本手筋から、捨て駒で寄せを遅らせるなどの少し高級な上級向けの手筋も紹介されている。初段を目指すなら、一通りは目を通しておきたい手筋ばかりだ。図面が3枚/pと他の本よりも多めで、初級者に優しい。

また、章末には羽生の実戦を題材にした「次の一手問題」が添えられている。その章のテーマになっている駒を直接使うものがほとんどなので、正解するのは容易だろう。要は、「本編で学んだ手筋をトッププロも使っている」ということが分かれば十分である。


本書は、手筋を初めて目にするような、「脱・初心者」を目指す人にはちょうどよいと思う。

ただ、もう少し上の「脱・低級」を目指す人にはすでにやや物足りないかもしれない。「どのようにしてその手筋を実現させるか」とか、「ある手筋を見せ玉にして別のポイントを稼ぐ」などといった、「手筋の組み合わせ」へのステップアップがあまりないからだ。『初級者 将棋上達の方程式 手筋の公式[基礎編]』(北島忠雄,日本将棋連盟,2008)にはこの辺のフォローが少しあった。

本書と似たレベルの本には、『攻める守る 将棋 駒の使い方ドリル』(飯野健二,池田書店,2009)などがある。「脱・初心者」にはどちらか一冊あればよいが、本書は解説ベース、飯野本は次の一手問題ベースなので、好きな方を選ぼう。

次のステップに進みたい人は、「羽生の法則」シリーズ(羽生善治,日本将棋連盟,2003/2004,2011)か、『手筋事典』(青野照市,創元社,2011)が良いだろう。難易度が多少違うので、好みで選んでください。(2013May17)


※誤字・誤植等(初版で確認):
p4(目次) ×「穴熊くずしの焦点の」 ○「穴熊くずしの焦点の
p34 「△4八馬」だけは、先後を示す記号が駒形でなく△になっている。
p52 31図 ×「6五角」 ○「5五角」
(名無しさんご指摘thx!)
p72 ×「飛車との両取り。」 ○「飛車との両取り。」
p88 △「△同香不成は、▲1八玉△2八香成…」 ○「△同香不成は、▲1八玉△2八香成…」
p105参考図 先手の持駒 ×「なし」 ○「銀」
p109 ×「▲3一角成は△3二王で…」 ○「▲3一角成は△3三王で…」
p110 ×「△1二王と逃げられて」 ○「△1三王と逃げられて」
p218 ×「敵が越し銀から…」 ○「敵が歩越し銀から…」
p234 ×「△7三飛▲同と△3六角と…」 ○「△7三飛▲同と△3六角と…」
p236 ×「詰めろなっていないので」 ○「詰めろなっていないので」
p236 ×「▲6七金寄と」 ○「▲6七金寄と」



【関連書籍】

[ジャンル] 
駒の手筋
[シリーズ] 
[著者] 
森けい二 羽生善治
[発行年] 
2013年

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